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チベットの秘境から聖地ラサへ 家族の旅を描く映画『巡礼の約束』2月公開

CINRA.NET

19/11/28(木) 21:00

『巡礼の約束』©GARUDA FILM

映画『巡礼の約束』が2020年2月8日から東京・神保町の岩波ホールほか全国で順次公開。予告編が公開された。

『2018年上海国際映画祭』で審査員大賞と最優秀脚本賞を受賞した同作。チベットを舞台に、聖地ラサへの巡礼を突然決意した妻と、妻を追う夫、妻の前夫との息子で心を閉ざしている少年の3人の家族が、巡礼の旅を通じて徐々に近づいてく様子を描いた作品だ。

同作のプロデューサーであり、自ら夫ロルジェ役を演じたのは、映画の舞台になったチベット高原ギャロン地方の出身で、歌手として活動するほかチベット文化の普及や継承に取り組むヨンジョンジャ。妻のウォマ役はニマソンソン、息子ノルウ役はスィチョクジャが務めた。監督は『草原の河』などのソンタルジャ。

予告編では、「中国で最も美しい村」に選ばれたというギャロン地方の風景が映し出され、民族衣装に身を包んだ妻が、両膝、両手、額を地面に投げ出して祈る「五体投地」を行ないながらラサを目指す様子や、「毎日5キロ進んでもラサまで1年かかるな」という言葉などが確認できる。予告編のナレーションは小野大輔が担当した。

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