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『カメラを止めるな!リモート大作戦!』英語字幕版が配信開始 字幕制作も完全リモートで

リアルサウンド

20/5/15(金) 18:00

 完全リモートで制作された短編映画『カメラを止めるな!リモート大作戦!』の英語字幕版が急遽制作され、世界配信がスタートした。

参考:ジャ・ジャンクー監督ら、“外出自粛”で短編発表 限られた環境下で生まれる創意工夫を追う

 『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督とキャスト陣が再結集した本作は、スタッフとキャストが一度も会わずに“完全リモート”で、ビデオ通話の画面や、キャストがスマートフォンで自撮りを行い、これを上田監督が編集し完成させた。

 舞台は、新型ウイルスの感染拡大で外出自粛を余儀なくされている日本。そんな中、自宅の映像ディレクター・日暮のもとに、笹原・古沢の両プロデューサーから、「今月中に再現ドラマを1本作って」という無茶ぶりのビデオ電話がかかってくる。「今は撮影できる状況じゃないですよ」と渋る日暮に、「スタッフキャスト全員、一度も会わずに作ります」と驚きの返答が返ってくる。かくして、完全リモートでの映像制作が始まる。

 映画字幕版は『One Cut of the Dead Mission: Remote』のタイトルで公開。本編中のタイトルロゴもインターナショナル版として差し替えられている。国内版は約2週間で再生回数は35万回以上を突破、1万件以上の高評価、600件以上の感想が寄せられ、海外からの感想や英語字幕を求める声も多かったことから、上田監督が、映画『カメラを止めるな!』の英語字幕を担当したイギリス在住の翻訳者に発注し、こちらも完全リモートで一気に制作された。

 国内版は公開初日にTwitter上でトレンド入りをし、文化人や著名人たちがツイートするほどの話題となり、全国のミニシアターをサポートするべく立ち上がったMotionGalleary内でのクラウドファンディング「ミニシアター・エイド基金」への流動にも大きく貢献した。

 英語字幕版の公開に伴い、上田監督からコメントも寄せられた。

■上田慎一郎監督 コメント
製作中から、本作を国内だけでなく世界中の人に届けたいと思っていました。世界中が同じ脅威と不安に苛まれている今。これほど世界中が同じ気分を共有している事は滅多にないと思います。様々なものが不足している今。世界中で映画もエンターテイメントも不足しています。映画は、エンタメは大きな力を持っています。その力を信じています。
人と人が安易に会えない今。飛行機に乗って海を渡る事が難しい今。本作が海を越え、世界中の人達の気分を少しでも明るくする事ができるよう願っています。これを読んでくれた方、海外にいるご友人、日本にいる外国人のご友人に本作を伝えてくれると嬉しいです。映画よ。エンタメよ。届け、世界に。

(リアルサウンド編集部)

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