笠井叡が澁澤龍彦の遺作に挑む「高丘親王航海記」世界初演が幕開け
19/1/12(土) 12:22
笠井叡迷宮ダンス公演「高丘親王航海記」より。(撮影:守屋友樹)
笠井叡迷宮ダンス公演「高丘親王航海記」が、昨日1月11日に京都・ロームシアター京都 サウスホールで開幕した。
笠井叡が演出・振付・台本を手がける本作は、笠井の盟友である澁澤龍彦の遺作「高丘親王航海記」を原作とした、世界初演作。ダンスと音楽、語り、映像によって平城帝の第三皇子・高丘親王の天竺への旅が描かれる。
上演に向けて笠井は、「高丘親王は貞観七年(865年)、広州から船で天竺に向かった。時に67歳。さまざまな国、海をへめぐって、羅越国で虎の大群に出会い、薨去(こうきょ)したといわれる……この精神の冒険で、舞台と客席にひとつの橋を架けます!」と意気込みを語っている。
上演時間は約2時間。京都公演は本日12日まで行われ、東京公演は24日から27日まで世田谷パブリックシアターで実施される。
笠井叡迷宮ダンス公演「高丘親王航海記」
2019年1月11日(金)・12日(土)
京都府 ロームシアター京都 サウスホール
2019年1月24日(木)~27日(日)
東京都 世田谷パブリックシアター
原作:澁澤龍彦
演出・振付・台本:笠井叡
意匠・舞台美術・衣装デザイン:榎本了壱
出演:笠井叡、黒田育世、近藤良平、笠井瑞丈、上村なおか、岡本優、篠原くらら / 寺田みさこ(京都公演のみ)、酒井はな(東京公演のみ)/ 伊佐千明、大江麻美子、大熊聡美、熊谷理沙、政岡由衣子、矢嶋久美子(以上、BATIK)/ 浅見裕子、野口泉、原仁美、三上周子、宮原三千世、山口奈緒子、蜜人/自然霊(以上、天使館)
新着エッセイ
新着クリエイター人生
水先案内