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想田和弘監督の新作映画『精神0』が「仮設の映画館」でデジタル配信

CINRA.NET

20/4/8(水) 12:00

想田和弘監督の新作映画『精神0』が5月2日から「仮設の映画館」でデジタル配信される。

同日5月2日から劇場公開を予定していた同作は、想田和弘監督の「観察映画」第9弾となるドキュメンタリー作品。2008年に公開された『精神』の主人公の1人である精神科医・山本昌知が、82歳で引退を決意し、妻・芳子と新しい生活を始める姿が映し出される。英題は『Zero』。想田監督は同作について「山本昌知個人というよりも、夫婦についての作品になっていった。その結果、本作は期せずして『純愛』についての映画になったのではないかと思っている」と語っている。『第70回ベルリン国際映画祭』フォーラム部門エキュメニカル審査員賞を受賞。

今回のデジタル配信は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で劇場が休館を余儀なくされていることを受けて実施。「仮設の映画館『精神0』」のウェブサイトに掲載されている全国各地の映画館から鑑賞館を選ぶことができ、鑑賞料金はそれぞれの劇場、配給会社、製作者に分配される。選ぶことができる映画館は『精神0』公開予定の館が対象となる。

鑑賞期限はレンタル購入から24時間以内。ストリーミングのみで、ダウンロード不可となる。配信期間は5月2日10:00から5月22日21:00を予定。延長の可能性あり。「仮設の映画館」のロゴは成瀬慧が手掛けた。

「仮設の映画館『精神0』」のウェブサイトには「仮設の映画館」の概要、想田監督からのメッセージ、東風のステートメントを掲載。なお劇場公開の時期は状況に応じて各映画館が判断するとのこと。

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