第43回トロント国際映画祭で最高賞にあたる観客賞を受賞した「グリーンブック」の新場面写真が公開された。

実話をもとにした本作は、「愛しのローズマリー」「メリーに首ったけ」で知られるファレリー兄弟の兄ピーター・ファレリーがメガホンを取ったロードムービー。舞台は1962年、人種差別が根強く残るアメリカ南部へコンサートツアーに出かける黒人ジャズピアニストが、用心棒兼運転手として粗野で無教養な男を雇う。彼らは、黒人を受け入れるビジネスやサービス機関のリストが記載されている“グリーンブック”を頼りに旅を進めていく。

5枚の場面写真には、「はじまりへの旅」のヴィゴ・モーテンセン演じるイタリア系の運転手トニー・リップ、「ムーンライト」のマハーシャラ・アリ扮するインテリで気品にあふれたピアニストのドン・シャーリーの姿が収められた。シャーリーが演奏するさまや、リンダ・カーデリーニ演じるドロレスがツアーに出かける夫リップとの別れを惜しむ場面も切り取られている。

第76回ゴールデングローブ賞に5部門ノミネートされている「グリーンブック」は、3月1日から東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。

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