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藤巻亮太「音のVR」で学生たちと「3月9日」リモート合唱

ナタリー

21/3/2(火) 11:00

「音のVR」リモート合唱映像のイメージ。

KDDIおよびKDDI総合研究所が提供するスマートフォンアプリ「新音楽視聴体験 音のVR」にて、藤巻亮太と東京混声合唱団、全国の高校生によるリモート合唱映像が3月9日に配信される。

「音のVR」は360度8Kビデオと3Dオーディオを用い、視聴者が観たい部分や聴きたい部分に自由自在にフォーカスできるインタラクティブ視聴技術を活用したアプリ。昨年春には新型コロナウイルス感染拡大により、従来通りの卒業式ができない学生たちに向け、東京混声合唱団が歌唱する卒業ソングを配信した。

今回藤巻は東京混声合唱団の協力のもと、全国の高校生による歌唱動画を使い「3月9日」のリモート合唱を実施した。さらに同楽曲に加え、藤巻と東京混声合唱団および合唱団単独による「オウエン歌」の映像も配信される。

「音のVR」の企画参加に際し、藤巻は「『音のVR』のテクノロジーを使って、参加したいと思ってくれた方とバーチャル空間の中で一緒に歌い、思い出を共有できることは素敵なことだと思いました」とコメント。また参加した高校生は「みんなで作り上げる最後の行事である卒業式が、証書授与のみで本当に残念に思います。卒業式という形ではなくても、最後、みんなの思い出になるものとしてリモート合唱がいいと思い参加しました」と語っている。

藤巻亮太 コメント

本企画に参加した理由

卒業シーズンになるとありがたいことに、「3月9日」を卒業式で歌ってくださっているという声を多く聞きます。その度、自分もできるだけ協力したいと思い、さまざまな場所で歌ってきました。ですが、今年はこのような状況下で、卒業式が縮小になったり、みんなが集まって合唱をするという機会が奪われて心が痛む思いでし た。そんな中、今回「音のVR」のお話をいただきました。参加したいと思ってくれた方とバーチャル空間の中で一 緒に歌えるという、このテクノロジーを使って、みんなと思い出や、大切な人への感謝の思いを共有できればと、参加させていただきました。

「音のVR」の印象

俯瞰で見ると全体がバランスよく聴こえるのですが、声にフォーカスをすると聴きたい人の声に近づけるという技術はすごいですよね。同じ地域に住んでいなくても、VR空間で世界中の人が出会って歌声が交じり合って、それを思い出に残せるのは素敵なことだと感じました。

学生の動画を見ての感想

上手にアカペラで歌う方、イヤホンをして歌う方、教室で歌っている方、皆さんそれぞれの場所からそれぞれの方法で参加をしていただけて嬉しいです。同じ曲でも、“歌は自由で正解がない”ということを感じられて温かい気持ちになりました。「瞳を閉じれば あなたがまぶたのうらに いることで どれほど強くなれたでしょう あなたにとって私も そうでありたい」というサビの歌詞ですが、参加してくれた人、一人ひとり目を閉じたときに浮かべる人は違いますし、その人たちを思い浮かべながら歌ってくれている姿に、それぞれの“歌”があり、“人生”があることを感じられて温かい気持ちになりました。いろいろな思い出を自分の胸に刻み焼き付けて、また明日から新たな世界に進んでいこう、そんな思いで歌ってくれているのかなと感じています。

卒業生へのメッセージ

とても大変な状況にありますが、物事は裏返すと、だからこそ気づくこと、だからこそ見つけられることもあると思います。ネガティブなニュースがある一方で、小さな日々の助け合いなどニュースにはならないけれど明るい出来事もたくさんあります。コロナ禍で卒業を迎えるということで、改めて「大変な時期を一緒に乗り越えてきたね」という友情や家族との絆を自分の中で確かめると、感謝の気持ちが膨らむと思いますし、そういう想いは人間を支える大きな力になると思います。「あの時一緒に乗り越えられたのだから、これからもっと大変なことがあったとしても乗り越えていけるよね」という気持ちで、次の世界に羽ばたいていってほしいと思いますし、心から応援しています。

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