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三阪咲、理想的な流れでブレイクへ 「繋げ!」「We are on your side」がSpotifyバイラルチャートにランクイン

リアルサウンド

20/1/28(火) 7:00

(参考:https://spotifycharts.com/viral/jp/weekly/latest)

 Spotifyの「バイラルトップ50(日本)」は、最もストリーミング再生された曲をランク付けした「Spotify Top 50チャート」とは異なり、純粋にファンが聴いて共感共有した音楽のデータを示す指標を元に作られたプレイリスト。同チャートを1週間分集計した数値の今週分(1月23日公開:1月16日~1月22日集計分)のTOP10は以下の通り。

1位:森七菜「カエルノウタ」
2位:三阪咲「繋げ!」
3位:YOASOBI「夜に駆ける」
4位:yui (FLOWER FLOWER) × ミゾベリョウ (odol)「ばらの花 × ネイティブダンサー」
5位:Matt「予想もつかないStory」
6位:三阪咲「We are on your side」
7位:豆柴の大群「りスタート」
8位:King Gnu「Teenager Forever」
9位:藤井 風「もうええわ」
10位:落合渉「君が隣にいることいつか当たり前になってさ」

 森七菜「カエルノウタ」やYOASOBI「夜に駆ける」といった勢いが止まらない楽曲や、Matt「予想もつかないStory」というインパクトのある楽曲も気になるが、今回は2位「繋げ!」、6位「We are on your side」と2曲がランクインした三阪咲について書いていきたい。

(関連:“小説+音楽”のクリエイターユニット YOASOBI、第2弾楽曲「あの夢をなぞって」も好調 バイラルチャート躍進の理由を探る

 この2曲は、彼女が12月4日にリリースしたEP『Every day, Every night』に収録されており、「繋げ!」は『第98回全国高校サッカー選手権大会』の応援歌、「We are on your side」は同大会初の試みとなる”みんなのアンセム”に起用された楽曲だ。メジャーデビュー前、かつ現役高校1年生の起用は同大会史上初の快挙ということで注目も集まっており、大会は1月14日に終了したが、今回のランクインは以降も楽曲が聴かれ続けていることの示唆ともいえる。高校サッカーの公式YouTubeでアップされたスペシャルムービーは100万回再生を超え、1月15日に情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)に出演したことも、このタイミングで勢いがさらにブーストした要因だろう。

 彼女はもともと12歳の頃から路上ライブを行うシンガーソングライターだったが、その様子がYouTubeやSNSで話題になると、『音楽チャンプ』や『関ジャニ∞のTheモーツァルト』(ともにテレビ朝日系)と音楽番組に次々と出演。現在ではTwitterのフォロワーが約14万人、Instagramのフォロワーは約18万人、TikTokでも「三阪咲」関連の動画再生数が約5億回、YouTubeにアップされている歌唱動画は合計約5,000万再生を超える再生回数と、各SNSで爆発的な人気を誇っている、新世代のスターだ。

 「繋げ!」の作曲は荻野目諒・花井諒・木内友軌によるもので、彼女が初めて書いたという歌詞をバックアップして余りある、王道かつ豊かなバラードに。そこへストレートな歌詞と、彼女の透き通る声が組み合わさることで、ある種のベタさはあるものの、強いポテンシャルを持つ楽曲に仕上がっている。

 SNSを中心とした盛り上がりがテレビ出演へと押し上げ、それが大きなタイアップや、改めてのテレビ出演へとさらにブーストしていくという、理想的な流れでブレイクへの道を歩み始めた三阪咲。この勢いが衰えることなく、どこまでスターダムを駆け上がることができるのか、2020年の動きに注目だ。(中村拓海)

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