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『囚われた国家』ポスター&予告編公開 エイリアンに統治され“自由”を奪われたアメリカが

リアルサウンド

20/2/3(月) 14:00

 4月3日に公開となる『囚われた国家』より、予告編、場面写真、ポスタービジュアルが公開された。

参考:映像はこちら

 本作は、“地球外生命体”の支配下、レジスタンスたちの徹底抗戦を描く近未来SFサスペンス。舞台となるのは、地球外生命体による侵略から9年後の2027年のシカゴ。制圧されたアメリカ政府は“統治者”と呼ばれるエイリアンの管理下に置かれ、完全支配されていた。“犯罪の事前抑止”の名の下に、全市民の身体にはGPSが埋め込まれ、死ぬまで監視、ルールを犯したものは地球外に追放されるという“囚われた国家”。市民の貧富の差はかつてないほど拡大し、街は荒廃。この狂った状況を打ち破り、自由を取り戻すため密かに結成されたレジスタンス・グループは、市内スタジアムで開催される“統治者”による団結集会への爆弾テロを計画する。

 製作・監督・脚本を務めたのは、『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』のルパート・ワイアット。『アルジェの戦い』『影の軍隊』を手本に、複雑なテロ計画の連絡~準備~決行のプロセスを描き上げた。また、主要キャラクターそれぞれが主人公ともいえる本作では、“統治者”に忠誠を誓うシカゴ警察特捜司令官“マリガン”役を『10 クローバーフィールド・レーン』や『モンスターズ・インク』のサリーの吹き替えでお馴染みのジョン・グッドマン、行方不明となってしまったレジスタンスのリーダーの兄 “ラファエル”(ジョナサン・メジャース)を探し続ける“ガブリエル”役をアシュトン・サンダースが演じるほか、娼館の妖艶な女主人をヴェラ・ファーミガが務める。

 公開されたポスターは、「アメリカ陥落から9年―。従うか? 抗うか? どちらか選べ。」というメッセージとともに、荒廃してしまったシカゴの街に浮かぶ謎めいた巨大飛行体の前に佇む青年・ガブリエルの後ろ姿を捉えたもの。彼の脇に危うげに立つ星条旗は、未知の敵“統治者”に対して立ち向かうレジスタンスたちの“自由への意志”を代弁する。

 予告編は、ミシガン湖に浮かぶ謎の巨大飛行体に“統治者”が定めたルールを犯した大量の人間が載せられ、秘密裏に“地球外”へと追放される様子をなす術もなく茫然と見つめる青年・ガブリエルの姿から始まる。地球外生命体による侵略から9年、統治者のおかげで「失業者や犯罪が減り、アメリカは“再生”した!」と声高に謳われているが、その実態は“生活の全てを監視・支配される”という、“囚われた国家”だった。

 ガブリエルの兄・ラファエルは「政府が言ってることは全部嘘だ」「地球の資源は統治者に奪い尽くされる」とその実情を吐露。そして、異物を排除することで支配と均衡を保とうとする狂った社会の仕組みに気づき、統治者に対して反旗を翻して爆弾テロを計画する少数のレジスタンスたちの姿が切り取られている。(リアルサウンド編集部)

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