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鈴木勝秀が“正攻法”で立ち上げる、演劇集団 円「夏の夜の夢」ボトム役は金田明夫

ナタリー

鈴木勝秀

演劇集団 円「夏の夜の夢」が、10月2日から11日まで東京・吉祥寺シアターで上演される。

本公演では、ウィリアム・シェイクスピアの「夏の夜の夢」を、鈴木勝秀の上演台本・演出で立ち上げる。今回は金田明夫がドラマトゥルクを務めるほか、ボトム役を演じる。

過去にも演劇集団 円の作品に参加している鈴木は、今回、“正攻法”で「夏の夜の夢」に挑むと言う。鈴木は「正攻法とは何なのかは議論の余地のあるところだが、とにかく余計な演出はせずに、シェイクスピアのセリフを俳優が『しゃべる』ことに特化させたい」と構想を述べ、「演劇集団 円の精鋭のみなさんに、余計な演出は必要ない。全力でシェイクスピアにぶち当たっていただければ、それで面白い芝居ができあがる。この集団での演出も4回目ともなれば、そんなことは先刻承知しているのである」と語った。

また金田は「劇団に入って45年。今回のカンパニーのなかには、45年の付き合いのメンバーもいれば、入団時まだ生まれていないメンバーも参加しています。ひとつの座内で、三世代の俳優が揃えられ、遠慮なく稽古ができる」と座組の面々に厚い信頼を寄せ、「さまざまな『愛の形』の恋人達が登場するシェイクスピアの祝祭劇。劇団のアンサンブルでこそ味わえる芝居をどうぞお楽しみ下さい。ご一緒に劇場の空気を震わせましょう!」とメッセージを送った。チケットの前売は9月1日にスタートする。

なお8月23・30日には「シェイクスピアの楽しみ方 演劇集団円『夏の夜の夢』開幕を前に、俳優金田明夫が語る」と題した講座が早稲田大学エクステンションセンターにて行われる。講師を、早稲田大学教授の冬木ひろみ、金田、また同公演出演者の吉田久美が務める。

演劇集団 円「夏の夜の夢」

2021年10月2日(土)~11日(月)
東京都 吉祥寺シアター

作:ウィリアム・シェイクスピア
翻訳:松岡和子
上演台本・演出:鈴木勝秀
ドラマトゥルク:金田明夫
出演:金田明夫 / 山崎健二、世古陽丸、佐々木睦、上杉陽一、石井英明、大窪晶、吉澤宙彦、玉置祐也、石原由宇、近松孝丞、平野潤也、和田慶史朗、上野直美、吉田久美、野上絵理、平田舞、木原ゆい、清水透湖、庄司悠希、清水一雅子、藤好捺子

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