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古川雄大・大野拓朗ら「ロミジュリ」再演に気合十分、ほっこりシーンも

ナタリー

18/10/30(火) 19:11

ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」制作発表より、左から小池修一郎、木下晴香、大野拓朗、古川雄大、葵わかな、生田絵梨花。

来年2019年2月から4月にかけて上演される、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」の制作発表が本日10月30日に東京都内で行われた。

「ロミオ&ジュリエット」は、2001年にフランスで初演されたミュージカル。その後、10年に小池修一郎潤色・演出により宝塚歌劇星組で上演され、11年には日本オリジナルバージョンが誕生した。過去作に続き小池が手がける19年版は、新演出で上演された17年版の再演となる。

オーディエンスを迎えて行われた本日の会見では、まずキャストによるパフォーマンスが行われ、ロミオ役の古川雄大と大野拓朗、ベンヴォーリオ役の三浦涼介と木村達成、マーキューシオ役の平間壮一と黒羽麻璃央が「世界の王」を披露。続いて、ジュリエット役の葵わかな、木下晴香、生田絵梨花が「バルコニー」、ティボルト役の渡辺大輔と廣瀬友祐が「今日こそその日」を歌唱し、最後にロミオ役とジュリエット役を務める5人が「エメ」を歌い上げた。

出演者たちのパフォーマンスを見届けた小池は「熱く激しい思いを舞台に乗せられればと思っております」と挨拶。13年、17年版に続き、ロミオ役を演じる古川は「前回が最後だと思っていたので、今回お話をいただいて正直びっくりしましたが、チャンスをいただけるなら挑みたいと思ってお受けしました」と胸中を明かしつつ、「さらにパワーアップしたものを皆様にお見せできるように、新しいキャストと共に素敵な作品を目指して取り組んでいきたい」と抱負を語る。

今回が2度目の挑戦となるロミオ役の大野は「『ロミオ&ジュリエット』は、世界で一番好きなミュージカル」と笑顔を見せながら、「17年版ではがむしゃらに演じていましたが、この2年の間に培ってきた経験を生かして、パワーアップしたロミオをお見せできたらと思います。一生の思い出に残るような作品を作り上げます」とまっすぐ前を見据えた。

この作品で初舞台を踏む葵は「あまり緊張するタイプではないのですが、今日は本当に緊張しています。昨日のリハーサルからもうわけがわからなくて……」とはにかみつつ、「この場所に立たせていただけることに運命を感じています。誰にも負けない強い愛情を注いで、ジュリエットとして成長していけたら」と意欲を見せる。

17年版でもジュリエット役を務めた木下と生田は「『ロミオ&ジュリエット』はデビュー作ということもあり、特に思い入れのある作品。新たな発見を求めて全力で演じていきたいです」(木下)、「またこうしてジュリエットに巡り会えたことに感謝しています。前回はいっぱいいっぱいだったので、もっと広い視野を持って作品や皆さんと向き合っていきたいです」(生田)とそれぞれ意気込みを述べた。

新キャストとしてベンヴォーリオ役を演じるのは、小池が手がける「浪漫活劇『るろうに剣心』」に出演中の三浦。三浦が「先生がアドバイスをくださることで、胸を張ってステージに立てています。先生には本当に感謝しています」と謝辞を述べると、これを受けた小池は三浦に向かって深々と頭を下げる。同じく今回初参加となる木村は「キャストの1人としてこの場所に立てることをうれしく思います。自分は歌も芝居もダンスもまだまだなのですが……」と謙遜しながらも、「芝居を固定せず、柔軟に対応できるように日々ぶつかっていけたら」と言葉に力を込めた。

マーキューシオ役の平間が挨拶しようとしたとき、大野が花粉症によりくしゃみを連発してしまうハプニングが発生。平間は「大丈夫!?(笑)」と大野を気遣いながら、「一生懸命楽しんで、この作品がこれからも続いていくようにがんばります」と笑顔で語り、会場の雰囲気を和ませる。また、平間とWキャストでマーキューシオ役を務める黒羽は「偉大な先輩方から盗めるものはどんどん盗んで、自分の力に変えていきたい。舞台上で思う存分暴れたいと思います」とコメントした。

ティボルト役の渡辺は「怖いと思われがちなティボルトですが、一方わたくし渡辺大輔という人間は、常にイジられておりまして……」と自己紹介し、「この性格を生かして、皆さんとコミュニケーションを取りながら、作品の熱を届けられるよう努めます」とニコリ。同じくティボルト役を務める廣瀬は「(大野)拓朗の花粉症が心配(笑)」と大野に視線を送りつつ、「この新しいカンパニーで、ティボルトとして人生をまっとうできたら」と抱負を述べた。

11年に日本オリジナルバージョンが誕生してから、長きにわたって“死”を演じてきた大貫は「4回目にして、“新しい死のダンス”が見つけられるのではという予感がしています」とコメント。13年から同役を務める宮尾は、自身が所属するKバレエ カンパニーで上演した「ロミオとジュリエット」の公演に触れ、「いろいろな形の『ロミジュリ』がありますが、小池先生演出の『ロミジュリ』がこれだけ愛されるのは、キャスト・スタッフが一丸となった結果。その一員として愛を届けられるようにがんばります」と意気込みを語った。

ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」は、19年2月23日から3月10日まで東京・東京国際フォーラム ホールC、3月22日から24日まで愛知・刈谷市総合文化センター、3月30日から4月14日まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールで上演される。チケットの一般販売は18年11月3日10:00にスタート。

ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」

2019年2月23日(土)~3月10日(日)
東京都 東京国際フォーラム ホールC

2019年3月22日(金)~24日(日)
愛知県 刈谷市総合文化センター

2019年3月30日(土)~4月14日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール

原作:ウィリアム・シェイクスピア
作:ジェラール・プレスギュルヴィック
潤色・演出:小池修一郎

キャスト

ロミオ:古川雄大 / 大野拓朗
ジュリエット:葵わかな / 木下晴香 / 生田絵梨花 ※生田は東京、大阪公演のみ出演。
ベンヴォーリオ:三浦涼介 / 木村達成
マーキューシオ:平間壮一 / 黒羽麻璃央
ティボルト:渡辺大輔 / 廣瀬友祐

死:大貫勇輔 / 宮尾俊太郎 ※宮尾は大阪公演のみ出演。

キャピュレット夫人:春野寿美礼
乳母:シルビア・グラブ
ロレンス神父:岸祐二
モンタギュー卿:宮川浩
モンタギュー夫人:秋園美緒
パリス:姜暢雄
ヴェローナ大公:石井一孝
キャピュレット卿:岡幸二郎

R&Jダンサー:飯田一徳、祝陽平、大場陽介、岡田治己、小南竜平、小山銀次郎、酒井航、鮫島拓馬、鈴木凌平、高木勇次朗、仲田祥司、渡辺崇人、伊藤香音、おごせいくこ、織里織、小松芙美子、齊藤恕茉、Sarry、島田友愛、杉浦小百合、鈴木百花、平井琴望、深瀬友梨、松島蘭

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