映画『凪待ち』が、2019年に公開される。

香取慎吾が主演を務め、『孤狼の血』『サニー/32』などの白石和彌が監督する同作。香取演じる、人生につまづいて落ちぶれた男の再生物語となり、パートナーの女性とその娘と共に彼女の故郷である宮城・石巻で再出発を図る主人公が平穏な暮らしを送る中、小さなほころびが積み重なり、やがて取り返しのつかない出来事が起こる、というあらすじだ。

脚本は『ミッドナイト・バス』『クライマーズ・ハイ』の加藤正人による、「喪失と再生」をテーマにしたオリジナルの作品。加藤と白石監督はNetflixオリジナルドラマ『火花』以来、再タッグとなる。

香取は「今までぼくが演技したことのないような役と世界観で、この映画のこのストーリーの中に入れることがとても楽しみです」、白石監督は「今回、『喪失と再生』をテーマに香取さんと映画をやってみたいと思いました。香取さんのスター感を若干消しながらも、人の生きる強さや優しさといったものに香取さんとならば触れられると思いました」とそれぞれコメントしている。撮影は6月中旬にクランクインし、7月中旬に終了する予定だ。

香取慎吾のコメント

白石監督とお仕事できてとてもうれしいです。今までぼくが演技したことのないような役と世界観で、この映画のこのストーリーの中に入れることがとても楽しみです。石巻の空気がこの映画の中に溢れおさまったら嬉しいです。

白石和彌監督のコメント

香取慎吾さんというスターを迎えての映画、とてもワクワクしています。映画作品としても自分としてステップを踏めている気がして楽しみでしかありません。今回、「喪失と再生」をテーマに香取さんと映画をやってみたいと思いました。香取さんのスター感を若干消しながらも、人の生きる強さや優しさといったものに香取さんとならば触れられると思いました。そこを一緒に探していけたらと思っています。