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アップアップガールズ(仮)はここで終わりじゃない!新時代の始まり告げた5人体制ラストライブ

ナタリー

20/12/18(金) 0:41

「アップアップガールズ(仮)FIVE SOUL FOREVER」の様子。(提供:YU-Mエンターテインメント)

アップアップガールズ(仮)が昨日12月17日に東京・Zepp Tokyoで現体制ラストライブ「アップアップガールズ(仮)FIVE SOUL FOREVER」を開催した。

今年結成10年目に突入したアプガ(仮)は9月1日に緊急記者会見を行い、新体制への移行期間に入ることを発表。そして同月の東京・日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)公演にて新メンバーオーディションを開催することを告知し、その約1カ月後に古川小夏、森咲樹、佐保明梨、新井愛瞳が今年いっぱいでグループから卒業することをオフィシャルブログにて報告した。長年アイドル界の最前線に立ってきた4人が卒業するという知らせはアプガ(仮)ファンだけでなく、シーン全体に大きな衝撃を与え、新メンバーのお披露目も兼ねた「FIVE SOUL FOREVER」はグループの活動におけるターニングポイントとして注目を浴びる中で開催された。

アプガ(仮)の妹分であるアップアップガールズ(プロレス)、アップアップガールズ(2)が先輩への思いを込めた熱いオープニングアクトを繰り広げたのち、いよいよアプガ(仮)のライブが開幕。スクリーンには2017年9月に仙石みなみと佐藤綾乃が卒業し、5人体制になって以降の軌跡をまとめた映像が上映され、早くもファンの心を揺さぶる。「overture(仮)NEO」に乗ってステージに登場したアプガ(仮)は2012年発表のグループ初のオリジナル曲「Going my ↑」でライブをスタートさせ、さらに2年前に現体制初のシングルとしてリリースした「上々ド根性」やダンスチューン「愛愛ファイヤー!!」などを立て続けにパフォーマンスした。最初のMCでは黒帯の腕前を持つ佐保が空手の型を披露するなど、5人それぞれが相変わらずのハツラツとした自己紹介を披露。新井は「正直、実感がないんですよ。いつもの単独ライブ感があるから。とにかく楽しい空間をお届けします」と心境を明かし、メンバーの中心になってこのライブのセットリストを考えたという佐保は「ステージに立ってみんなの顔を見たらうれしいのほうが勝っちゃって、私は最後まで笑顔でいけるんじゃないかなと思います」「アプガ(仮)らしい元気で笑顔がいっぱいなライブにしたいと思います」と自信満々な表情を浮かべた。

次のブロックでは恋愛ソング「バレバレI LOVE YOU」やディスコナンバー「アッパーディスコ」など5曲が次々に披露され、佐保の宣言通り笑顔あふれるパワフルなステージが展開される。関根梓は新型コロナウイルスの感染拡大対策として観客が間隔を空けて着席し、コールや声援を制限された中でもライブを楽しんでいることに触れ、「アプガファミリーはどの時代もどんな境遇でも自分たちでライブをものにしているなと思って。物足りなさや歯がゆさを感じさせないくらいの思いが拍手や拳、サイリウムに乗っかって私たちに届いています!」とファンへの気持ちを言葉にした。

またライブ中盤には新メンバーオーディションの結果が発表され、青柳佑芽、小山星流、工藤菫、鈴木あゆ、鈴木芽生菜、住田悠華、古谷柚里花の7人がグループに加入することが明らかに。さっそくステージに呼び込まれ、ファンと初対面した新メンバーは1人ずつ特技を交えた個性的な自己紹介を元気いっぱいに披露した。会場がフレッシュで初々しい空気で満たされる中、卒業メンバーが去ったあともグループを牽引する存在として活動を続けていく関根は「新体制に変わることを機に、メンバーカラーも一新して私も新鮮な気持ちで始めようじゃないかと思って」と自身のメンバーカラーがオレンジから赤に変更になることを報告。「まだまだ発展途上ではございますが、アプガ(仮)はいついかなるときもどんな状況でも這い上がってきた団体でございます。だから、これからどんな壁が待ち受けていようと力強く生きていきたいと思います。強く夢を持った集まった8人組ですので、どうぞこれからもよろしくお願いします」とファンに呼びかけた。新生アプガ(仮)をお披露目した彼女たちはその後、現メンバーと新メンバーを合わせた計12人で「FOREVER YOUNG」を披露し、新たな一歩を踏み出す決意を描いたポップチューンをにぎやかに響かせた。

新メンバーがステージから立ち去ると、ここからアプガ(仮)はラストスパートとなる怒涛のパフォーマンスを展開。ライブの定番曲であるキラーチューン「ジャンパー!」「アッパーレー」「アッパーカット!」を含む9曲をノンストップで畳みかけ、Zepp Tokyoのボルテージを一気に上昇させた。5人が10年間グループの武器として誇ってきたアグレッシブなステージにファンが大きな拍手で応えると、古川は「やっぱり最後の単独ライブ、アプガ(仮)らしいカッコいいライブにしたかったし、思いがぶつかり合うようなライブがしたかったし、本当に欲張りすぎて……あっという間すぎるライブでしたね」とこのライブに込めた思いを明かし、「それぞれの道に進む私たち4人の未来と、これからアップアップガールズ(仮)を引っ張っていってくれる関根梓の未来と、そんな私たちを応援してくれているアプガファミリーみんなの未来が明るくなりますように。そして私たちみんなが出会えたことを誇りに思えるように、気持ちを込めて歌いたいと思います」と語り始める。「これからも前だけを見て走り続けます!」と宣言した彼女たちは、11月10日にリリースした現体制最後のアルバム「6thアルバム(仮)」より「Light it up」を力強く歌い上げ、晴れ晴れとした笑顔でステージをあとにした。

アンコールでは卒業メンバーが1人ずつ順番にファンへの思いを伝えていく。新井は「人生の半分以上をアイドルとして過ごしてきて、皆さんと作り上げてきたかけがえのない時間は一生の宝ものだと思います」とさわやかに話し、佐保は「アプガファミリーの皆さんは本当にたくさんの愛をくれて。すごく温かくて熱くて、そういう皆さんと一緒に作ってきたライブだから大好きな場所になったし、私が一番自分らしくいられる場所だったと思います」と挨拶。森は「大変なこともあったけど、みんながいたから一緒にがんばれたし、いろんな夢を叶えることができました。アプガ(仮)はずっと大好きな場所です。それはこの先も変わらないと思います」と感謝の気持ちを述べ、古川は「ライブに魅了され続けたらからここまでステージに立ち続けることができたんだなと、今日改めて思いました」「皆さんからもらった宝物のような日々を胸に、私らしくハッピーに生きていきたいと思います。だから皆さんもずっとハッピーでいてくださいね?」とファンと約束を交わした。そして関根は「アップアップガールズ(仮)は今日で終わりじゃありません! ということを口を酸っぱくして言いたいと思います。新しい時代が始まるんです」「アップアップガールズ(仮)史上、最多の人数でやっていけるということは、大きい会場を目指せるかもしれない。私はまだ武道館に戻ることを諦めておりません!」と目を輝かせながら夢と希望を語った。

最後、胸の内を伝え終えた5人がライブを締めくくるナンバーとして選んだのは「私達(with friend)」。ここまで涙なしにライブを進めてきた5人だったが、曲の途中で思わず感極まった関根の目から涙があふれ出す。「この日々に この瞬間に 出会えた事 心から愛を込めて」という歌詞を明るく響かせた5人は最後に「やっぱアプガ(仮)だなー!」「だなー!」と生声で力いっぱい叫び、現体制ラストライブ「アップアップガールズ(仮)FIVE SOUL FOREVER」の幕を閉じた。

新体制になったアプガ(仮)は1月2、3日に東京・お台場の青海周辺エリアで行われるライブイベント「TOKYO IDOL PROJECT × @JAM ニューイヤープレミアムパーティー2021」の2日目公演にて初ステージを迎える。1月31日(日)には「FIVE SOUL FOREVER」の模様を生中継していたCSテレ朝チャンネル1にて、公演の裏側やバラエティ企画を含むライブ映像の完全版が放送される予定。

アップアップガールズ(仮)「アップアップガールズ(仮)FIVE SOUL FOREVER」2020年12月17日 Zepp Tokyo セットリスト

アップアップガールズ(プロレス)

01. リングの上にも三年 ~All Along The Way~
02. アッパーキック!

アップアップガールズ(2)

01. 強がりライライライ
02. 二の足Dancing
03. Be lonely together

アップアップガールズ(仮)

01. Going my ↑
02. 上々ド根性
03. イチバンガールズ!2017
04. 愛愛ファイヤー!!
05. バレバレI LOVE YOU
06. PROMISE TRAIN
07. キラキラミライ
08. アッパーディスコ
09. ヒート ビート アイランド
10. FOREVER YOUNG
11. ソラハレルヤッ!!
12. Lady→GO!
13. UPPER ROCK
14. I LIVE YOU
15. チョッパー☆チョッパー
16. ジャンパー!
17. アゲノミクス!!
18. アッパーレー
19. アッパーカット!
20. Light it up
<アンコール>
21. 私達(with friend)

※記事初出時、本文に誤字がありました。お詫びして訂正いたします。

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