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けやき坂46 東村芽依、宮田愛萌、濱岸ひより…日替わりSHOWROOM配信で個性発揮したメンバー

リアルサウンド

18/7/5(木) 8:00

 けやき坂46(通称:ひらがなけやき)がデビューアルバム『走り出す瞬間』の発売を記念し、メンバー全員(学業で休業中の影山優佳を除く)による日替わりSHOWROOM配信(以下、SR配信)を6月12日から同月30日まで行った。

 “毎日各メンバーがリレー方式で30分の”個人配信”をする”という本企画は、各メンバーの個性がじっくり味わえる内容だった。アルバムのリリース日や握手会、東名阪ツアーのイベント直後などに配信されていたため、いち早くリアルタイムの話題が聴けたり、テレビ番組だけでは伝わりきれていないメンバーの魅力も垣間見えた。

 同企画から2期生のSR個人配信が解禁。もともとオーディションの最終審査でSR配信による競争を勝ち抜いてきただけあって、それぞれ戸惑いながらも安定したトークで視聴者とやりとりする姿が印象的だった。

 中でも、オーディションのSR審査で1位だった宮田愛萌の配信は、今回も抜群の安定感があった。テレビで見せる姿よりもナチュラルな雰囲気があり、淀みない会話とユーモアのある言葉のチョイス、そしてしっかりアルバムの宣伝も挟んでくる上手さ。そのトーク力は、いつでもラジオアシスタントができるレベルだ。振り返ると、2期生初単独イベント『おもてなし会』でも全体のMCを任されていた宮田。井口眞緒による「スナック眞緒」がSR配信された際、井口の相棒として登場した宮田は井口の暴走に絶妙な距離感で合わせる職人ぶりを見せていた。これはテレビでは伝わらない、宮田ならではのトーク回しの巧さと言えるだろう。

 自由な妹キャラで活躍中の濱岸ひよりは、SR配信でも独自の路線を歩んでいた。今回の配信も「恥ずかしー恥ずかしー、どうしよーどうしよー、ほんとにごめんなさいほんとにごめんなさい」という連呼から始まり、特技のスライム作りをしながらアルバムについてのトークを展開。固定カメラなので作っている手元は映らないという斬新なスタイルで、しかもスライム作りに失敗して手から取れなくなった状態のまま配信を続けた。宮田とは真逆の予想不可能の愛らしさが、テレビと同じく魅力的だった。

 個人配信は、いつもは見せない方言が出るところもポイント。特に印象的だったのは高瀬愛奈だ。以前、『ひらがな推し』(テレビ東京)で“アイドルになる前はあまり笑わなかった”という黒歴史を明かし、メンバーから笑顔矯正グッズのアヒルの口を持ち歩いていることを暴露された高瀬。しかし、地元大阪でのライブ後に行われたSR配信では、終始笑顔で関西弁バリバリのトークを展開し、ここまで話上手なのかと驚かされた。時には、視聴者からのコメントに「なんでそんなに優しいんかなっていつもそう思います。みなさん大好き」とウルっとくるような言葉を投げかける一幕も。また、休業中の影山を欠いたユニット曲「夏のミュール」ついて、「影がいないけど、今は3人で影の分も頑張ってます。また4人でやれたらなと思います」と語るなど、普段はあまり見えない彼女の優しさやグループ思いな一面も見ることができた。

 本企画において、ファンやメンバーから一番不安視されていたのが東村芽依。東村は泣き虫で知られるメンバーで、普段彼女の面倒を見る高本彩花からも「めいめい(東村)は本当に赤ちゃんなんだよ」と言われている。そんな彼女が企画の最終日に一人で30分間配信することは前代未聞。配信では、小刻みに動き、ニヤニヤしながら独特の世界観を繰り広げた東村。ただ、ライブの秘話やあだ名の由来などの質問にもしっかりと答え、やればできる子っぷりを発揮していた。ただ声が小さい分、音が鳴る◯×の道具が爆音になってしまい、視聴者からうるさいと突っ込まれる場面も(それでも東村は◯×の道具を連打して笑っていたが)。ほかにも「ニャー」と言って画面に迫ってくるなど、もうすぐ20歳とは思えない言動を連発。彼女のペースに飲み込まれた視聴者も少なくないだろう。

 SR配信はオーディションの最終審査でも行われたため、彼女たちの原点とも言えるだろう。そんな場所で、トークスキルやビジュアル面の成長、相変わらずのファン対応の良さが見られたのはファンにとっても嬉しいことだ。本企画が彼女たちのキャラを改めて伝える良い機会になったように、これから個人での仕事に繋げていくためにも、SR配信は重要な鍵になっていきそうだ。

(文=本 手)

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