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菅田将暉が売れないマンガ家に、主演作「キャラクター」でセカオワFukaseと共演

ナタリー

20/12/8(火) 4:00

「キャラクター」ビジュアル

菅田将暉の主演作「キャラクター」が2021年6月に公開される。

本作は、マンガ家として売れることを夢見る主人公・山城圭吾が、偶然にも殺人事件の第一発見者となったことで展開していくダークエンタテインメント。万年アシスタント生活を送る山城は、スケッチに向かった“誰が見ても幸せそうな家”で事件現場に遭遇し、犯人の顔を見てしまう。彼がその犯人をキャラクター化してサスペンスマンガ「34(さんじゅうし)」を描き始めると、作品は大ヒット。しかし、物語を模した事件が次々と発生していくようになる。

お人好しすぎる性格ゆえにリアルな悪役キャラクターを描くことができない山城を菅田、山城の前に再び現れ「先生が描いたものも、リアルに再現しておきましたから」と告げる犯人・両角(もろずみ)をFukase(SEKAI NO OWARI)が演じた。原案・脚本は「MASTERキートン」「20世紀少年」など浦沢直樹作品にストーリー共同制作者として参加した長崎尚志が担当。監督は「帝一の國」「恋は雨上がりのように」の永井聡が務める。

「帝一の國」で永井とタッグを組んだ菅田は「久々の永井組に心躍りました。が、前回よりも悩みながらの現場でした」と述懐。Fukaseに対しては「現場での佇まいが俳優部すぎて驚きました。初映画だと聞いてましたが、全然そんな感じはなく、むしろ学ぶところだらけでした」とコメントする。俳優としての芝居は本作が初となるFukaseは「オファーを頂いた時は正直とても悩みました」と心境を吐露するも、「撮影が始まると程よい緊張感の中非常に楽しく過ごさせて頂いてクランクアップを迎えた時には涙が溢れそうになりました」と振り返った。また長崎は「『キャラクター』は、創作者の心の闇を描いた作品だ。だがそれ以上に、展開の読めないドキドキ感──観る人の想像を超えるエンターテインメントであることを約束しよう!」とアピールしている。

菅田将暉 コメント

映画「キャラクター」。久々の永井組に心躍りました。
が、前回よりも悩みながらの現場でした。
オリジナル脚本で「キャラクター」という題材。
キャラクターとは「個性」でありその人の「生き様」。
今とても重要なテーマだと思い向き合っていきました。
そんな中、SEKAI NO OWARIのFukaseさんが出演します。
現場での佇まいが俳優部すぎて驚きました。
初映画だと聞いてましたが、全然そんな感じはなく、むしろ学ぶところだらけでした。
そしてやっぱり物作りと向き合うFukaseさんはとてもかっこよく、
少し儚げで美しかったです。きっとびっくりすると思います。僕自身完成が楽しみです。

Fukase(SEKAI NO OWARI)コメント

オファーを頂いた時は正直とても悩みました。果たして自分に務まるのか、ご迷惑をかけてしまうのではないかと。しかし、1年間以上の長い時間をかけて準備することができたので、撮影が始まると程よい緊張感の中非常に楽しく過ごさせて頂いてクランクアップを迎えた時には涙が溢れそうになりました。

長崎尚志 コメント

この映画の実現には、実に十年を費やした。設定はあまり変わっていないが、最初の原案の主人公は女刑事だった。手直しを加え続けたが、プロジェクト自体がなかなか進まない。そろそろ小説にでも切り替えようと考えていた矢先、本気で映画化を考えるとの連絡。半信半疑だった。本当なんだと思ったのは、撮影が始まってからだった。
菅田将暉さんは主人公のイメージ通りと、はなから満足していたが、撮影現場でまさかの驚きがあった。なんと二十代の浦沢直樹氏に似ている……聞けばマンガ家の動作を学ぼうと「漫勉」を研究したとか。だからなのか? 才能のある役者は乗り移るのだろうか。
両角役がFukaseさんと告げられた時は、正直理解不能だった。彼のイメージは、天使のような声を持つ少年。え、その人が殺人鬼?
だが映像を観て納得した。非現実的なキャラクターの行動が、逆にリアルな恐怖を生み出し、作品をグレードアップさせている。
「キャラクター」は、創作者の心の闇を描いた作品だ。だがそれ以上に、展開の読めないドキドキ感──観る人の想像を超えるエンターテインメントであることを約束しよう!

(c)2021映画「キャラクター」製作委員会

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