『お勢、断行』
20/2/22(土)
倉科カナが悪女お勢を演じる。こいつは見逃せない。原案が江戸川乱歩の『お勢登場』。この作品は2017年に上演されたが『お勢、断行』は作・演出の倉持裕が新たな物語の筋立てを想像した新作だという。
時代は大正末期。女流作家のお勢が資産家である松成千代吉の屋敷に身を寄せる。そこには娘、住み込みの女中、後妻らがいた。第一の殺人が起きる。代議士と後妻が結託し、松成家の財産を奪いつくす計画をしていた。倉科が演じるお勢は独自の倫理観を持ち、制裁を加えようとする女。
チャーミングな倉科だが、どうせ悪女ならトコトン悪になるのだろう。共演は上白石萌歌、江口のりこら。実は正名僕蔵の舞台演技を密かに期待したりして……。
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