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THE KEBABS大暴れのメジャー1stアルバム収録ライブ

ナタリー

20/1/8(水) 23:00

「THE KEBABS 録音」の様子。(Photo by Viola Kam [V'z Twinkle])

佐々木亮介(Vo, G / a flood of circle)、新井弘毅(G / ex. serial TV drama)、田淵智也(B / UNISON SQUARE GARDEN)、鈴木浩之(Dr / ex. ART-SCHOOL)からなるTHE KEBABSが、1月6日に東京・下北沢GARDENで収録ライブ「THE KEBABS 録音」を開催した。

2019年1月7日に下北沢GARDENで初ライブを行ったことを機に、本格始動したTHE KEBABS。約1年を経て同じ会場に戻ってきた彼らは、満員のオーディエンスを前に2部構成のライブを行い、その成長ぶりを見せつけた。この記事では第1部の模様をレポートする。

藤田琢己の軽妙なナレーションによって程よく温まった会場に現れた4人は、鈴木の刻むエイトビートのリズムが小気味よく響く「オーロラソース」でライブを開始した。佐々木が1番を歌い終えるとリードボーカルのバトンが田淵に渡され、田淵が低く雄々しい声で歌う横で佐々木がチャーミングに踊るなど、メンバーはのっけからリラックスしている様子。続く「THE KEBABSがやってくる」で、佐々木が「今夜はマジで外せないんです!」とシャウトすると4人のパフォーマンスを後押しするように観客は拳を突き上げて大歓声をステージに送った。さらに新井が弾くダイナミックなギターリフが炸裂する「すごいやばい」で佐々木がフロアにマイクを向けシンガロングを求めると、ファンはすぐさま盛大なコールで応え、強固な一体感を作り出した。

なお、ライブ序盤の時点でメンバーはすでに汗だく状態。客席エリアからも熱気が立ち上る中、佐々木は「やばい! すごくヤバイ!」と叫んだ直後に「すごいやばい」を歌い始め、さらなる熱狂を会場にもたらした。田淵の骨太なベースを大きくフィーチャーした「恐竜あらわる」、ポップでキャッチーな旋律が光る「ピアノのある部屋で」という明るいトーンの楽曲が続いた中盤を経て披露されたのは「ホラー映画を観よう」。タイトル通り、新井と田淵がおどろおどろしいフレーズを奏で、佐々木はシリアスなトーンでポエトリーリーディングを繰り広げる。これまでTHE KEBABSが発表してきた楽曲とはひと味異なるサウンドでバンドの進化を証明した。

不気味な余韻を払拭するように始まった「メリージェーン知らない」以降は、メンバーは前半以上にタガが外れたように暴れまくる。新井は髪を振り乱しながらギターをかき鳴らし、田淵は縦横無尽にステージを躍動。鈴木の盤石のプレイを前に、フロントの3人はじゃれ合うようにプレイを展開した。さらに「猿でもできる」で佐々木は「バンドをやりたいだけ! ロックンロールをしたいだけ!」とシャウトし、フロアに身を乗り出して熱唱するなど、もはや第2部があることを忘れているかのようなエネルギッシュなステージングを見せた。そして、「じゃあバイバイ」と佐々木が言い放ったのを合図に、4人はラストナンバーの「枕を変えたら眠れない」を豪快にプレイしてステージをあとにした。

観客の熱烈なアンコールに応えて戻ってきたメンバーは、ここでバンドの自己紹介ソングとも言える「THE KEBABSのテーマ」をパフォーマンス。爆音のロックチューンを観客にお見舞いすると、今度はserial TV drama「まばゆい」のカバーをし始める。THE KEBABSらしい遊び心とシャレの効いたアンコールを終えると、佐々木は「人の曲で終わるっていうね」とニヤリと笑った。

なおこの日の音源は、2月26日にTHE KEBABSのメジャー1stアルバムとしてリリースされる。

THE KEBABS「THE KEBABS 録音」2020年1月6日 下北沢GARDEN公演 セットリスト

01. オーロラソース
02. THE KEBABSがやってくる
03. すごいやばい
04. 恐竜あらわる
05. ピアノのある部屋で
06. ホラー映画を観よう
07. メリージェーン知らない
08. THE KEBABSは忙しい
09. 猿でもできる
10. 枕を変えたら眠れない
<アンコール>
11. THE KEBABSのテーマ
12. まばゆい

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