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「青くて痛くて脆い」吉沢亮と杉咲花の“となり”で鑑賞、オンラインで学生と交流

ナタリー

20/8/2(日) 15:12

「青くて痛くて脆い」10分間のオンラインプレミア試写会の様子。左から吉沢亮、杉咲花。

「青くて痛くて脆い」の配信イベントが本日8月2日に開催。ダブル主演を務める吉沢亮と杉咲花が、100人の学生と一緒に約10分間の特別映像を鑑賞した。

本作は住野よるの同名小説をもとに、大切な仲間と居場所を失った青年の復讐劇を描いた青春ドラマ。吉沢が人付き合いが苦手な大学生・田端楓、杉咲が空気の読めない発言で周囲から浮いている秋好寿乃を演じた。意気投合した2人は本気で世界を変えることを目標にした秘密結社サークル“モアイ”を結成するが、道半ばで秋好が“この世界”からいなくなってしまう。やがてただの意識高い系就活サークルに変貌してしまったモアイ。楓は親友や後輩と手を組み“モアイ奪還計画”を企てる。

「吉沢亮・杉咲花の“となり”で一緒に観る」と銘打ち、全国各地の学生は、オンライン上で2人に挟まれる形でトークや特別映像を楽しんだ。吉沢は主題歌「ユメミグサ」をバックに入場するやいなや、カメラに向かって「よっ!」と友達感覚で挨拶。「皆さんの顔見えてますからね!『亮』の赤いうちわを持ってる人、ちゃんと見えてますからね!」とファンに呼びかけ、杉咲も「よ!」と両手を挙げ笑みをこぼしつつ「独特の緊張感がありますね。舞台挨拶のときより表情がちゃんと見えてうれしいです」とほほえむ。

まず演じたキャラクターとの共通点を聞かれた2人。吉沢は「学生時代の僕はいわゆるリア充の悪口を言ってた人。裏で「あいつらダセえよな」と言ってたタイプ(笑)。だから本当は人と仲良くしたいけど、他人と距離を保つ楓のテーマ、生き方はすごく理解できた」と共感を示す。一方の杉咲は「秋吉は前向きでポジティブ。私もどちらかというとポジティブなので似てるかも」と述べながら「学生時代は仕事で暗い役を演じることが多くて、教室の隅っこにポツンと座ってることが多かったです」と述懐。学生時代のお気に入りの場所は、教室の一番前の左側の席という意外な一面も見せた。

「もし大学生なら入りたいサークルは?」という質問に、吉沢は「大学行ってないので、サークルがよくわかってない。入るとしたら、すごくゆるいやつ。バンド組んで学園祭だけ演奏するみたいな。僕はボーカルです。一番目立ちたい」と冗談交じりにコメント。マイクの持ち方を聞かれると「たぶんこうでしょうね」と小指をピンと立て笑いを誘った。また杉咲は「ごはん研究部」と即答し「地方に旅行してご当地グルメを研究したい」と食いしん坊ぶりを見せつける。また印象に残っている場面について、杉咲は「2人が言い合いをするシーン。あそこは痛々しくてリアル」と明かす。吉沢が秋好から「気持ち悪ッ!」と言われるシーンを挙げ「あそこがリアル過ぎて。この人本気で俺のこと嫌いなのかと思って。ちょっとへこみました」と振り返ると、杉咲は「台本に書いてあったから言っただけです(笑)」と弁解していた。

特別映像が始まると、吉沢と杉咲は「めちゃくちゃ虫いたよね、ここ」「懐かしいですね。ちょうど1年前ぐらい」など、コメンタリー形式で撮影を回想。吉沢が「懐かしい」とつぶやくたびに、杉咲は「フフッ」と笑みをこぼす。吉沢は2人が夜道で会話するシーンで「ここを演じてるときに『あ、楓は秋好のことが好きなのかもしれない』と思ったんだよね。それまで脚本を読んでも思わなかったんだけど」と語り、杉咲は秋好が“この世界”からいなくなった後半の展開に「楓が悲しい顔してる。こっちは画面も青くなって雰囲気も変わりますよね」とコメント。映像は秋好の「気持ち悪ッ!」で締めくくられており、吉沢は「刺さるから。ぐさっときちゃうからー」と再びダメージをくらっていた。

最後に杉咲は「楓が秋好と出会ってからのシーンは大学生活を謳歌していて。こんな学生生活、私も送ってみたかった!と思いました。でもだんだん2人の関係性が変わって、楓が自分自身と向き合っていく姿は痛々しいけど勇気をもらえる。ぜひ楽しみにしていてください」と笑顔。吉沢は「個性豊かなキャラクターがたくさん。それぞれが悩みを抱えている青春群像劇です。1人ひとりに感情移入できる部分があるし、観終わったあとに例えばオンライン飲み会とかで『俺、アイツ嫌い』とか「あの人には共感できる」とか。そういう話題になる映画になっていけば」と期待を込めて語った。

配信の模様は一部編集した形で、本日20時よりYouTubeの「東宝Movieチャンネル」で配信。ドラマ「高嶺の花」の狩山俊輔が監督を務めた「青くて痛くて脆い」は、8月28日より全国で公開される。

(c)2020映画「青くて痛くて脆い」製作委員会

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