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小越勇輝、「人狼ゲーム」の魅力と仕事への思い語る「自分にはこれしかない」

ナタリー

20/11/12(木) 20:00

小越勇輝

「人狼ゲーム デスゲームの運営人」より、主演を務める小越勇輝のインタビューコメントが到着した。

村人と人狼に分かれた人々の心理戦と殺戮を描く「人狼ゲーム」シリーズの劇場版8作目にあたる本作は、初めてゲームの運営側にフォーカスした作品。主人公は家庭教師時代の教え子・柚月がゲームに参加させられていることに気付いた「運営人」の正宗だ。劇中では彼が秘密裏に柚月にヒントを伝えていくさまがつづられる。小越が主人公の正宗役で出演。原作小説を手がけた川上亮が、監督と脚本を担当した。

同シリーズの過去作を観ていたという小越は「まさか自分がこのシリーズに参加できるとは思っていませんでした」と驚きを伝え、「主演をやらせていただけるうれしさと幸せを感じました。でもそれ以上のプレッシャーもありましたね」と振り返る。

「運営側にもそれぞれの立場がある」と語る小越は、脚本を読んだ際のことを「参加者側の心理戦だけではなく、運営側の心の揺れも描かれている。どのように表現していこうかと考えました」と述懐。そして「運営側がいるのは当然なんですけど、今までは想像でしかなかった。原作者でもある川上監督が、今回そこにフォーカスしてくれたおかげで、僕はこうやって参加できましたね」と笑顔を見せた。

演じる正宗について、小越は「もともとこのゲームがスタートしたきっかけを作っているので、負い目がある。やめたい気持ちもあるけれど、命を懸けて抜けるほど反抗できない」と分析し、「どこかあきらめのような感情もあるのかなと思います。だけど正宗は、根本はすごく優しくて人間味があって、ピュアなところのある人物だと思いますね」と説明する。

劇中では正宗が命懸けで柚月を救おうとする姿が描かれる。小越は「一方的に好意を持っていただけで、相手は覚えていないかもしれない。それでも自分の命を懸けてまで助けたいという気持ちは、正直、わからない部分もありました」とコメント。「でも彼女を守ることを貫く、1つのことにまっすぐ向かう気持ちは共感できましたね」と言い、「1つの仕事に向かうと、僕も周りが見えなくなることがあるので」と続けた。また、仕事を辞めたいと思ったことはないか質問されると「ないです。自分にはこれしかないと思っています。この仕事をしていない自分が想像できない」と思いを明かす。

撮影前に共演者と人狼ゲームをしたという小越は「めちゃくちゃ不得意です(苦笑)。途中でわけがわからなくなっちゃう」と述べ、「『仮にこの人がこういう役職だとすると、こうこう、こうなって』と説明されても、『え、なんでそうなるの?』と考えているうちに、違う話に進んでいっちゃうんです」と振り返った。

数多くの舞台にも出演してきた小越。舞台と映画の違いについて問われると「根本的には一緒だと思うんです。人と人との気持ちのやり取りですから」と答え、「ただ舞台の場合は、始まったらラストまで気持ちをつなげていけますし、その日やって感じたことを、次の日に試すことができる。でも映像は順番に撮影できないことも多いですし、シーンを撮り終えてしまったらもう戻れない。そういう難しさや面白さはありますね」と言及する。

最後に小越は「台本の最初に自分の名前があるのを見たときには、すごく感慨深いものがありました。そして作品のエンドロールで自分の名前が一番に登場して、とても気持ちが高まりました」と口にし、「思い入れのある作品なので、1人でも多くの方に観てほしいです」と呼びかけた。

「人狼ゲーム デスゲームの運営人」は、明日11月13日より東京・シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋ほかでロードショー。

(c)2020「人狼ゲーム デスゲームの運営人」製作委員会

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