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「週末映画館でこれ観よう!」今週の編集部オススメ映画は『MEG ザ・モンスター』

リアルサウンド

18/9/7(金) 17:00

 リアルサウンド映画部の編集スタッフが週替りでお届けする「週末映画館でこれ観よう!」。毎週末にオススメ映画・特集上映をご紹介。今週は、小さい頃に『ジョーズ』を観て怖くてお風呂にも入れなかった、リアルサウンド映画部の臆病者担当・若田が『MEG ザ・モンスター』をプッシュします。

■『MEG ザ・モンスター』

 ジェイソン・ステイサムと巨大サメが対決! というだけで、俄然期待が高まる本作。鑑賞し終わってまず思ったことは、ステイサム強すぎる! ということです。なんだか、途中からMEGを応援したくなるような(サメの顔って妙に切ないですよね?)……そんな不思議な気持ちで、スクリーンに没頭していました。

 ジェイソン・ステイサムといえば、国際的スターであり、『ワイルド・スピード』や『トランスポーター』シリーズで様々なアクションに挑戦してきました。その鍛えられた身体と、渋く、でも笑うとファニーな笑顔に、多くファンが虜になり日本でも大人気です。ちなみにTwitterには、「ステイサムの悩み相談bot」なるものも存在しており、もちろんアンオフィシャルながら、フォロワーは11万人を超えています。

 いつもなら銃を片手に走り回っているステイサムですが、本作では、銃を持つ代わりに潜水艇に乗って、大海原に飛び出します。ステイサム演じるのは、潜水レスキュー、ジョナス・テイラーです。マリアナ海溝よりも深い海溝に、200万年前に絶滅したはずの巨大サメ“MEG”が突如出現。その後、海洋研究施設を壊滅し、ついには人が溢れるビーチにも姿を表すMEG……。ジョナス率いる海洋エキスパートたちは、駆逐のために命がけの勝負に出ます。

 こういうパニック映画に仲間の死はつきものです。チームのメンバーが揃うと、「この人は序盤で殺られるかも」「この人は最後まで大丈夫そう」などと、勝手に予測を立ててしまうのが個人的な癖なのですが、ステイサムは、画面に出てきた瞬間、「うん、こいつは死なないな!」という圧倒的な安心感が漂っていました。筆者は今年5月に、同じく『ワイルド・スピード』の常連、ロック様ことドウェイン・ジョンソン主演・製作総指揮の『ランペイジ 巨獣大乱闘』を鑑賞し、ロック様が素手で巨獣と戦っていることに驚きと感銘を受けたのですが、ステイサムも、同じレベルの戦いを本作の中で見せています。

 『MEG ザ・モンスター』は、やはりそのメイン舞台は海。その撮り方も非常にバリエーション豊富で、自然の怖さだけでなく、その豊かさ、神秘さも伝わってくる映像は見応え十分です。ビーチにひしめく人々を上から俯瞰で映した時の色鮮やかさや、海の奥底を泳ぐ深海魚たちの綺麗な色使いは、パニック映画であることを忘れさせてくれるような穏やかな美しさがありました。

 サメ映画の金字塔『ジョーズ』がそうであったように、サメ映画は、ただサメとの戦いが描かれるだけでなく、家族、愛、仕事、自然の広大さ……と様々な要素がつまったお話でもあります。本作では、ステイサム演じるジョナスと、リー・ビンビン演じる美しすぎる海洋学者スイスイとの淡~いロマンスもよいスパイスになっていますので、ぜひご注目ください。(リアルサウンド映画部)

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