MOOSIC LAB［JOINT］2020-2021で審査員特別賞、ベストミュージシャン賞などを受賞した「絶滅動物（VACATION）」が、11月5日から18日に東京・アップリンク吉祥寺にてレイトショー上映される。

本作は、幽霊の声を聞くことができる装置を手に入れた主人公マイが絶滅鳥「トサカオウギドリ」の手がかりを探す物語と、新曲作りに苦戦するミュージシャンたちのドキュメントが並行して進行する音楽映画。ミスiD 2020で今泉力哉賞を受賞した柿森まなみがマイを演じ、音楽創作パートでは田島ハルコ、大谷能生らがセッションを繰り広げた。監督を務めたのは現役精神科医の副島正紀。YouTubeでは予告編が公開中だ。

なお上映期間中は、本作の前身といえる短編「ソウル・ミュージック」の併映や、キャストと副島による舞台挨拶も予定されている。

副島正紀 コメント

オカルト？ コメディー？ 音楽ドキュメンタリー？ 歴史には残らず、ひっそりと絶滅した動物たちはどんな一生を送っていたんだろう。自粛期間が続き、撮影現場が遠のいていく中、埋もれていく自分を絶滅動物に重ねこの映画ができました。

柿森まなみ コメント

「絶滅動物（VACATION）」でマイを演じさせていただいた柿森まなみです。これまで演技経験はほぼなく映画初出演ということで私の初めてがたくさん詰まった作品です。おもしろさやかっこよさ、ワクワクを感じながら独特の世界観で進むストーリーを楽しんでいただけたらと思います。

五味未知子（本作出演）コメント

単独公開が決定とても嬉しいです！ 応援してくださった方のおかげで、またたくさんの方に観ていただける機会をいただけてとっても嬉しいです。トサカオウギドリを中心に展開していくマイ達の物語、そしてミュージシャンたちのレコーディング、2つの物語が同時に進行していき、段々と頭と感情がこんがらがっていくのに、最後まで見た時にはなんだかハッとするはずです。ぜひ劇場で良いvacationを！

田島ハルコ コメント

フィクションとドキュメンタリーと音楽、一見ランダムに突き進むそれぞれの物語がゆるやかに、だが確実に、シンクロしていく展開に魂が震えました。そして、映画のサントラとしてはおそらく伝説級にヤバい楽曲の制作に関われて本当に光栄です！ まだ体験していない方はこれを機にぜひ！

大谷能生 コメント

作品中の曲作りはマジでその場で作っておりまして、アレ完成出来なかったら映画自体が成り立たなかったかも、というスリルを今更感じております（やってる時はそんな暇ないので平気なんですが）。安全ネット全く張らなかった監督の蛮勇を目撃してください。

大島輝之（本作出演）コメント

奇才・副島監督の作品は実験的だけど笑える所が素晴らしいと思います。みなさま是非お楽しみ下さい。

小山和朗（本作出演）コメント

ヤラセなし、奇跡の音源制作シーンはドキュメンタリーです。乞うご期待！

秋元修（本作出演）

ピッピの字幕にセンスの良さ感じる。