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同い年の北川景子&中村倫也、共演した窪塚洋介は「カリスマ」

ぴあ

21/1/12(火) 21:01

第159回直木賞を受賞し、累計発行部数30万部を超える島本理生のサスペンス小説を映画化した『ファーストラヴ』の完成報告イベントが1月12日、都内で行われ、主演を務める北川景子をはじめ、中村倫也、芳根京子、窪塚洋介、堤幸彦監督が出席した。

アナウンサー志望の女子大生が父親を刺殺するという衝撃的な事件を軸に、予測不能な結末と、タイトルの裏に隠された秘密を描く。北川は、動機なき殺人事件の真相に迫る、公認心理師の真壁由紀を演じ、原作の設定に合わせる形で、自らの提案で髪の毛を30cm以上カットしたことも話題に。当の本人は「よく体当たりと言っていただくが、実際にはずっと切りたいと思っていた」といい、「せっかく切るなら、大切や役どころ、思い入れのあるお仕事でと思っていた。堤組に参加するのが夢だったので、舞い上がった」と本作への強い思いを明かしていた。

その上で「脚本を読み、人は誰しも大なり小なり、悩みや苦しみ、忘れられない過去があると思えた」そうで、「皆その重荷と折り合いをつけながら、必死に生きている。それでいいんだと言ってもらえたようで、私自身も気持ちが軽くなった」と作品のメッセージ性にも強く共感。「ぜひ劇場にお越しくださいと言いにくい状況ですが、皆さんの心に届くよう一生懸命つくった作品」だとアピールにも熱がこもった。

由紀の義弟で、由紀とともに、事件の真相に迫る敏腕弁護士・庵野迦葉を演じた中村は「言葉にしない言葉をたくさん持っている男」と役柄を分析。初共演を果たした北川とは同い年で、共通の話題で意気投合したといい「私たちの世代にとって、窪塚さんはカリスマ!」(北川)、「僕のお兄さん役が窪塚さんと聞いて、最初はオファーを断ろうと思ったほど。いちファンとしての“フワフワ感”が出ないよう意識したが、もちろんとても光栄でした」(中村)と共演した窪塚へのリスペクトを披露した。

そんな2人の言葉を受けて、窪塚は「言ってよ! 嫌われているのかと思った」と当初感じた距離感に言及。由紀の夫であり、迦葉の兄・真壁我聞を演じ「北川さん、中村君とご一緒して『えっ、こんなに(演技が)できるの?』って正直驚がくした。まゆ毛のぴくっとする動きや瞬きまで、すべてをコントロールしていて…。役者って面白いけど、負けたくないというか、ケツを叩かれているようだった」と振り返ると、中村は「酔っぱらっちゃった」と尊敬する先輩からの言葉に心酔していた。

取材・文・写真=内田涼

『ファーストラヴ』
2021年2月11日(木・祝)全国公開

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