パリの恋人たち
19/12/10(火)
(C)2018 Why Not Production
フランスの名称フィリップ・ガレルの息子で、幼少期から父親の監督作品に子役として出演し、フランス国立高等演劇学校で演技を学び、セザール賞も受賞しているルイ・ガレルは、映画のリズムというものをよく知っている。ベルナルド・ベルトルッチやジャック・ドワイヨン、ゴダールの映画などでの演技が強く印象に残っているが、監督としては2008年に短篇映画でデビューしてから2015年には初の長編映画を手がけ、高く評価されている。
サプライズが連続していくパリの恋人たちの恋愛事情をちょっと浮遊感のある軽やかなタッチで描いた最新作『パリの恋人たち』も優れた短篇小説のようにまとめられている。ガレル本人とレティシア・カスタ、リリー=ローズ・デップという2人の女優の絡み合いは正統派ヌーヴェルヴァーグの世界とも言える。
新着エッセイ
新着クリエイター人生
水先案内