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「柴公園」動物トレーナーが“柴犬とおじさん”の撮影秘話明かす、犬写真5点も到着

ナタリー

19/3/4(月) 12:57

「柴公園」に出演している犬。

ドラマ「柴公園」より、ZOOプロダクションに所属する動物トレーナー・北村まゆみのコメントが到着した。

ドラマ版と映画版からなる「柴公園」は、街の公園を舞台に、柴犬を連れた中年男性3人がダラダラとしゃべるだけの会話劇。渋川清彦が主人公の“あたるパパ”、大西信満が“じっちゃんパパ”、ドロンズ石本が“さちこパパ”をそれぞれ演じた。

劇中に登場する犬のトレーニングを担当した北村は、「柴公園」の話が来たときを「柴犬は犬同士の相性がすごく難しいんです。だから3匹と伺ったときにどうだろうと(笑)」と述懐。そして「赤柴の2匹は普段うちにいる子なので、顔を合わせていたことがあるんですけど、黒柴のじっちゃんは若いし、今回の作品がタレント犬として初めての現場だったので特に不安でした」と理由を述べる。そして「人当たり、犬当たりがすごく優しい子だったので、抜擢したんです。とはいえ撮影に対する訓練をしたことがない子ですし、お散歩もままならない状態だったので、じっちゃんパパ役の大西さんには非常にご苦労をおかけしたと思います」と明かす。

じっちゃんパパがじっちゃんを抱きかかえるシーンが途中から増えたことについては、「強く引っ張られると余計に嫌だと突っ張ってしまうので、もう抱っこするキャラにしましょうと。そういう愛情表現を持っているじっちゃんパパという設定が自然とできていった感じでした」と説明する。次に、さちこはさちこパパが好きすぎると話し「石本さんは、誘導するのもいさめるのもすごくお上手なんです。だからこのペアは全然心配がありませんでした。明るい食いしん坊同志で、相思相愛でした。本当に任せて安心でした」とその相性のよさを振り返った。

あたるとあたるパパについては「そんなにベタベタはしていないけれど、根っこの部分では信頼し合っているという感じがあって、あたるパパはあたるを一生懸命育てようとしているのがわかる。あたると渋川さんの間にも、そうしたすごくいい関係性が出ていたと思います」とコメント。さらに「皆さん、空き時間にもお散歩とか排泄なんかもすごく心配してくださって。そういうところからも、少しずつ信頼関係が築けていったんじゃないかと思います」と振り返り、「セリフの量も多くて大変な中、時間を割いてくださって、ありがたい限りでした。フレームの中に私たちトレーナーは入れないので、自分の子としてどう扱うかというのを、皆さんがそれぞれに模索してくださった。それが画面にも出ていると思います」と感謝の気持ちを伝えた。

最後に北村は「それぞれのキャラの個性が出ているので、あるあるがいっぱいあると思います。そういうところは自分の犬と重ね合わせて観たら面白いと思います。撮影で犬に求めることの大半は待っていること、我慢することなんです。さちこはすぐ寝るし、じっちゃんはすぐに飽きるし、あたるは自由(笑)。がんばっているなと観ていただければ。犬を飼っている人への啓蒙にも、これから飼う方へのバイブルにもなっていると思います」と本作の見どころをアピールした。

「柴公園」ドラマ版はテレビ神奈川ほかで放送中。映画版は6月14日に全国で公開される。

ドラマ「柴公園」

テレビ神奈川 毎週木曜 23:00~
※全国12局以上で放送

(c)2019「柴公園」製作委員会

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