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仏監督アニエス・ヴァルダが90歳で死去、“ヌーベルヴァーグの祖母”の異名

ナタリー

19/3/29(金) 22:53

「顔たち、ところどころ」(写真提供:PHOTOPQR / OUEST FRANCE / MAXPPP / ゼータイメージ)

ヌーベルヴァーグを代表する監督アニエス・ヴァルダが、フランス現地時間3月29日に乳がんのため自宅で死去したとIndiewireなどが報じた。90歳だった。

1928年にベルギーのブリュッセルで生まれたヴァルダは、写真家としてキャリアをスタート。映画監督としては1955年に「ラ・ポワント・クールト」で長編デビューを果たす。1965年に「幸福」で第15回ベルリン国際映画祭銀熊賞、1985年に「冬の旅」で第42回ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞。そのほか「5時から7時までのクレオ」「歌う女・歌わない女」「落穂拾い」などを手がけた。

また長年の功績をたたえられ、2017年に第90回アカデミー賞名誉賞を受賞。“ヌーベルヴァーグの祖母”と称され、88歳で若手アーティストJRと共同監督を務めたドキュメンタリー「顔たち、ところどころ」は第70回カンヌ国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞に輝いた。JRは訃報を受け、自身のTwitterに追悼コメントとヴァルダとの2ショット写真を投稿している。また、2019年開催の第69回ベルリン国際映画祭では、ヴァルダの遺作となった自伝的ドキュメンタリー「Varda par Agnes(原題)」が披露された。

なお私生活ではジャック・ドゥミと1962年に結婚。ヴァルダと「5時から7時までのクレオ」で組み、ドゥミの「シェルブールの雨傘」などでも知られる作曲家ミシェル・ルグランも去る1月26日に死去した。

※「Varda par Agnes」の「e」はアクサンテギュ付きが正式表記

(情報提供:Indiewire.com / IFA / ゼータ イメージ)

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