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OKAMOTO’S オカモトショウのマンガビレッジ

弐瓶勉『BLAME!』 村八分を聴いたときの衝撃に近かった

隔週連載

第2回

18/12/17(月)

ロックバンドの1stアルバムに通じる弐瓶勉のエネルギー

─── 「オカモトショウのマンガビレッジ」、最初の紹介していただく作品は、SFアクション漫画の傑作『BLAME!』。ショウさんと『BLAME!』との出会いは?

ショウ 最初は友達に教えてもらいました。「めちゃくちゃ面白いから、絶対読んだほうがいい」って。もともとSFが好きでしたし、設定が凝っていて、“未来の物語だけど、じつは現実とつながっている”という作品の世界観が好きで。そういう意味でもサイバーパンク的な要素もありつつ、『BLAME!』はまさにど真ん中でした。そういうテイストのマンガもかなりの数読みましたけど、『BLAME!』はズバ抜けてますね。

─── ショウさんが『BLAME!』に惹かれたポイント、他のSF作品と違うところは?

ショウ まず、マンガのなかで何の説明もされないんですよ。たとえば『攻殻機動隊』は、作品のなかで事細かく設定が説明されて、「なるほど、そういうことか」と理解しながら読めるじゃないですか。それはそれでおもしろいけど、『BLAME!』はまったく逆で、普通に読んでいても何が何だかぜんぜんわからないというか(笑)。セリフも極端に少ないし、何の説明もなく“重力子放射線射出装置”などの言葉が出て来たりするので、「これ、どういう状況になってるの?」って。だから最初の頃は、『BLAME!』を勧めてくれた友達に解説してもらいながら読んでいました。「これはこうなってて……」と教えてもらいながら、少しずつ『BLAME!』の世界を理解していって。

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