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『SUITS/スーツ』蟹江貢役・小手伸也が大好評 『コンフィデンスマンJP』五十嵐以上の人気に?

リアルサウンド

18/10/23(火) 6:00

 月9ドラマ『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)は、甲斐(織田裕二)と大輔(中島裕翔)のバディ物語。そして彼らの周りには個性豊かな人物が登場する。そのうちの1人が甲斐たち同様に「幸村・上杉法律事務所」に勤める弁護士の蟹江貢(小手伸也)だ。

【写真】甲斐と蟹江コンビ

 蟹江は、甲斐とは若手の頃からしのぎを削ってきたライバルで、ことあるごとに衝突。第1話から、甲斐の進めている案件を裏で邪魔していた。10月22日に放送された第3話では、甲斐が顧問弁護士をしている老舗時計メーカー『KAMIYA』の社長・加宮忠が亡くなる。KAMIYAでは、娘の静佳(東風万智子)と取締役の安樂孝志(久松信美)が葬儀を巡ってもめており、甲斐は、社長が亡くなる前から安樂たちが国内工場を閉めて東南アジアに生産拠点を移そうと暗躍していたことを知る。

 そこで甲斐は、取締役会で安樂が新社長に任命される前に、他の社長候補者を見つけようと動き出すものの、ここで邪魔に入ったのが蟹江だった。甲斐が工場の移転延期を説得しようと安樂の元へ向かうと、そこには蟹江の姿が。所長のチカ(鈴木保奈美)の指示ではあったものの、蟹江は安樂側に付き、甲斐の行動を先回りしていた。甲斐と蟹江はどんなに失礼な言葉も投げかけ合う間柄。「口を慎め甲斐」と言う蟹江に、甲斐が「カニは黙ってカニ食ってろ」と返すシーンは爽快感があり、笑ってしまった視聴者も多かっただろう。

 また、総合格闘技の道場で大輔のスパーリング相手を務めているシーンでは、蟹江は、世界的なゲームメーカー『BPM』のCEO兼チーフクリエーター・藤ヶ谷樹(柳俊太郎)に「キモいよね、あいつ」と言われる始末。何度か会っただけの人物にまで、遠慮なくイジられてしまう、そこまで強烈なキャラクターとして存在している。

 そんな蟹江を演じるのは、前々クールの月9『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)の五十嵐役でお馴染みの小手伸也だ。『コンフィデンスマンJP』では、ダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)といったメインキャスト3人に、第2話から携わる形で登場。五十嵐役としての出演と、次回予告ナレーションでも活躍。独特の美声を活かした声には反響があり、その後もテレビ朝日系ドラマ『ハゲタカ』でもナレーションを務めた。

 「嫌われる要素をたくさん持っているのですが、どこかでスキが多くて憎めないんですけど、演じる上では“本当はいいヤツなんだよ”というオーラは出したくないですね。突き抜けているからこそ、許せてしまう愛嬌のあるキャラクターだと思いますので」と蟹江役への意気込みを語っていた小手。ネット上では、蟹江の憎たらしさや可愛さの絶妙なバランスが好評を博し、そのどこか憎めないキャラクターに、「良い味出しすぎ!」「もっと活躍して!」「いろんな意味で気になる」とすでに話題を呼んでいる。今後、小手が蟹江をどのように調理していくのか、五十嵐役以上の反響が起こりそうだ。

(大和田茉椰)

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