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年末年始特別企画 第11回

水先案内人 高橋諭治が選んだ2019年のベストムービー

 

① 『マイ・ブックショップ』 (3/9公開) 

         
 
 

② 『アダムズ・アップル』 (10/19公開)

         
 
 

③ 『WEEKEND ウィークエンド』(9/27公開)

         
 

2019年が豊作だったのか、不作だったのかはよく分からない。間違いなく言えるのは、Netflixやamazonでしか観られない配信作品や特集上映がじゃんじゃん増え、職業文筆家である映画ライターさえ「とても網羅できない」ということだ。数年前からのこの傾向は、さらに加速している。

正式に劇場公開された作品の中から選んだベスト3のうち、2位の北欧映画は旧約聖書をモチーフにした不条理なドラマ。ヒューマン、ブラックコメディ、オカルトなどの要素が渾然一体となり、ラストでは唖然とするような驚きと不意打ちの感動が同時に沸き起こる怪作にして快作。

ふたりの青年が織りなす恋愛映画である3位のイギリス映画は、今春公開された新作『荒野にて』も忘れがたいアンドリュー・ヘイ監督の2011年作品。駅のホームでのクライマックスの描写に心震わされずにいられない。また1位について補足しておくと、モノローグの使い方が絶品で、最後に明らかになる“謎の語り手”の正体にも胸を打たれる。

ちなみに邦画ベストワンは『蜜蜂と遠雷』で、配信で観たベストは『ウィンターズ・ボーン』以来となるデブラ・グラニック監督の新作『足跡はかき消して』(amazonにて配信中)でした。

『WEEKEND ウィークエンド』(C)Glendale Picture Company

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