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長澤まさみ「MOTHER」主人公に「ひどい人」、奥平大兼は阿部サダヲへの憧れ語る

ナタリー

20/6/15(月) 21:26

「MOTHER マザー」完成披露舞台挨拶の様子。左から大森立嗣、奥平大兼、長澤まさみ、阿部サダヲ。

「MOTHER マザー」の完成披露舞台挨拶が、本日6月15日に東京・スペースFS汐留で行われ、キャストの長澤まさみ、奥平大兼、阿部サダヲ、監督を務めた大森立嗣が登壇した。

「新聞記者」「宮本から君へ」の河村光庸が、実際に起きた少年による祖父母殺害事件に着想を得て、企画・製作した本作。大森が港岳彦と共同で脚本を執筆し、ゆきずりの男たちと関係を持つことでその場しのぎの生活を送る秋子の姿、彼女と息子・周平の間に生まれる“ある感情”、17歳になった周平が起こす凄惨な事件を描いた。

イベントは、新型コロナウイルス感染対策のため、有効客席数を半分に抑え、登壇者の立ち位置も距離を空けて進行した。大森は「なかなか経験できないことが今起きてしまっていて戸惑っているんですが、コロナに関してははどうしようもない。ただただ、このまま無事公開できることを祈るばかりです」と思いを込める。

自粛期間中に何をしていたか問われると、奥平は「音楽を聴いたり、映画を観て演技の勉強をしたりしていました」と回答。奥平のコメントを感心したように聞いていた阿部は、「おいしいラーメンの作り方を勉強していました……」と述べる。MCから「では料理が上達されたんでしょうか」と質問されると黙ってしまい、長澤には「やってないですね?」とツッコまれてしまう。阿部は「すみません……僕そんなに続かないタイプなんだと思いました(笑)。芝居が一番好きです」とはにかみ、長澤から「じゃ、続いたものは?」と問われると、「煮卵作りですね」と恥ずかしそうに答えた。

本作は実際に起きた事件をもとにしていることから、秋子や周平も実在する人物から着想を得て生まれている。秋子役のオファーを受けた理由について、長澤は「題名にも『MOTHER マザー』とある通り、母親から受ける影響ってとても大きいなと思います。親が子を作るということや、大人の責任というものを考えたときに、この脚本を読んで他人事とは思えなかったんです」と説明。自身が演じた秋子の人物像については「本当にひどい人なので、こんな人いたら嫌だなって思っていました」とつぶやき、マスコミを笑わせた。

秋子の内縁の夫となる遼を演じた阿部も、自分の役について「本当に嫌だなって思いました。僕、今までこんなにひどい人の役をやったことないんじゃないかと思うぐらい」と感想を述べ、「『笑えない! ふざけるんじゃない!』って思われるような人になりたかったです」と目指していたイメージを語る。また、本作が初共演となった長澤については「やっぱりすごいですね。長澤まさみって人は。最後の長澤さんの顔が、すごく怖くて印象に残ってます」と称賛した。

周平役の奥平は、初めてのオーディションを勝ち抜き、本作で映画デビューを飾った。MCから、初めて名前を覚えた俳優が阿部であると紹介された奥平は「小さい頃に『マルモのおきて』が流行って、この俳優さん誰だろう?と思ったのが阿部さんだったんです」と述べる。「初めて出演する作品で、憧れの人と共演できたのでうれしかったです」と奥平が笑みをこぼしていると、阿部は「何をニヤニヤしているんだろうな!」と照れたように笑い、「長澤さんは?」と先を促す。奥平は「長澤さんは実際お会いしたときに、すごく顔が小さくてすごくきれいだったので、まともに目を合わせられなくてすごく緊張しました」と興奮したようにまくし立て、長澤ら“先輩”を笑わせた。

「MOTHER マザー」は7月3日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開。

(c)2020「MOTHER」製作委員会

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