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北園涼、松村龍之介の天然ぶりにツッコミ! 『BLOOD-CLUB DOLLS 2』公開の心境も明かす

リアルサウンド

20/7/11(土) 20:00

 7月11日に都内で『BLOOD-CLUB DOLLS 2』の舞台挨拶が行われた。本作は、Production I.GとCLAMPが共同で製作したアニメ『BLOOD-C』を原作とした映画『BLOOD-CLUB DOLLS』の続編である。シリーズ1作目から登場する蒼炎(松村龍之介)と藍刃(北園涼)、有栖川みちる(黒崎真音)を取り巻く物語と、同シリーズに通して出演する更衣小夜(宮原華音)、七原文人(南圭介)らが織りなす和風アクション作品となった。この日は主役の蒼炎を演じた松村龍之介をはじめ、藍刃役の北園涼、更衣小夜役の宮原華音、本作の監督を務める奥秀太郎が登壇し、映画上映直後の館内を盛り上げた。

参考:ほか撮り下ろし写真多数

 松村はグリーンのジャケットでナチュラルな装い、北園は柄シャツで、藍刃の和装を思わせる衣装で登場。宮原は黒のジャンプスーツで、大人びた姿を見せた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、本イベントは登壇者全員がフェイスシールドを装着し、最初の挨拶際に松村はフェイスシールドの上部にマイクを近づけるなど聞こえやすいように工夫。どうしても面白くなってしまうポーズに、北園からは「主演はそういうことしなくていんだよ!」とツッコミが。

 司会者が「無事公開した心境はどうですか?」と聞くと、北園は「この事態なのに、映画を公開することができて嬉しく思います。(お客さんが)ここに来るまでも危険があったと思いますが、マスクをして、ソーシャルディスタンスにも気を使ってくださって、無事公開することができたので本当にたくさんの方々の支えがあって今があるんだなと思います」と心中を吐露。続けて「綺麗なVになっているんです。僕から見ると」と観客がソーシャルディスタンスを守って着席した結果、登壇者からはV字型の配列になって見えていることを明かす。「この景色を見ることができてよかったと思います」と、今の時流ならではの客席の様子に前向きなコメントを残した。

 さらに「印象に残っているシーンは?」との問いに松村は、今回一緒に撮影したシーンが少なかったことを明かす。そんな中で北園と一緒だったシーンは過去の回想のシーンくらいだったと嘆き、「1があって、2になるって聞いて、藍刃、蒼炎! これは!と思って撮影に臨んだら……スン、でした」と肩透かしを食らったと主張。しかし「強いて言えば、前作と比べて暖かい時期に(撮影できた)……」と話すと、北園と宮原がすかさず「めちゃくちゃ寒かったから!」と被せ気味にツッコむ。北園は撮影を振り返り「初日はラストシーンから撮影しましたが、朝の5時でめちゃめちゃ寒くて」と話すと宮原も「しかも、4月ですよね。4月の朝はめちゃめちゃ寒くて」と2人とも、ずいぶん苦労した様子。

 また、宮原は印象に残ったシーンについて、「八嶋(智人)さんと夜桜の木の下でご一緒するシーンで、あれがちょうど22歳から23歳になる瞬間を撮影していたので。今は24歳になってしまったんですけど(笑)、誕生日に八嶋さんとご一緒できて嬉しかったです。寒かったですが、八嶋さんが『いいよ~早く着な~』と上着かけてくださって、とても優しかったので、こういう先輩になりたいと思いました」と共演の八嶋智人とのエピソードを披露した。

 続いて北園の歌唱したエンディングテーマについて司会者が話題を振ると、北園は「自分の歌がこうやって映画館で流れてるんだなと思って感動しました」と笑顔を見せる。本作のエンディングは当初2曲用意されていたそうで、奥監督が今回のエンディング曲を選び、曲が決定したエピソードを語った。映画の全貌がわからない段階でのレコーディングだったが曲の雰囲気をくんで歌唱したと言う北園は「予告でみた瞬間によかった、この曲ぴったりあってるなって思いました」と作品との調和に満足した様子だった。

 最後は監督が「前作以上に色んな意味でグレードアップできたのではないかと思います。解決しそうな謎もあれば、また増えてしまった謎もあり、でも派手な不思議なシーンもあって。色んな楽しみ方のできる作品になったと思うので、ぜひ楽しんでもらえたらと思います」と挨拶。さらに松村は「こういう時期に、映画を公開できることを本当に嬉しく思いますし、たくさんの方がこの映画を応援して駆けつけてくれたことに改めて感謝したいと思います。この映画を観て、それぞれが感じた感情だったり疑問があると思いますが、その漠然とした謎さえも楽しんでほしいです。理解するのはすごい難しいと思います。その謎さえ楽しむのが『BLOOD-CLUB DOLLS』シリーズの醍醐味なのかなと思っていて。出演者も観客もこの謎を共有しながら、この作品の物語の展望を楽しみに待っていてもらえたらなと思います」と締めくくり、舞台挨拶は終了した。アットホームな雰囲気と、役者同士の息のあった掛け合いで最後まで笑顔の絶えない舞台挨拶となった。 (取材・文・写真=Nana Numoto)

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