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ハライチ岩井「2冊目が本試合」新作エッセイに手応え、澤部には渡さない

ナタリー

ハライチ岩井

ハライチ岩井が本日9月27日、自著「どうやら僕の日常生活はまちがっている」(新潮社)の発売に先がけて行われた囲み取材会に登場した。

累計10万部を突破したデビュー作「僕の人生には事件が起きない」に続く第2弾エッセイ集。「小説新潮」「Book Bang」の連載から22本の作品と書き下ろしのエッセイ1本が岩井の自筆イラストと共に収められる。さらに今作では岩井が自身初となる短編小説「僕の人生には事件が起きない」を執筆した。ある休日の夕方、スーパーに向かう路地を通り抜けた「僕」がたどり着いた「裏の世界」を舞台とする“もう一つの人生”が描かれている。

明日9月28日の発売に向けて「なんでも答えます!」と意欲たっぷりに囲み取材の場に登場した岩井。前作の執筆を通じてエッセイが書けるようになったと実感が湧いたといい、「2冊目はすんなり書けました。1冊目は、最初と最後で力量が違うところもあったので、2冊目が1冊目というか、本当のスタート」と今作により大きな手応えを覚えている様子で、「2冊目が本試合。素振り(=前作)で10万部いっちゃったなーっていうのはあります(笑)」と調子に乗った風なコメントをわざと放ってみせ、会場を笑わせる。

連載を続けることで書くことに楽しみが出てきたか聞かれると、「しんどくはないですが、楽しいって思うことはないですね。『できた』とは思う。自分の記憶がもったいないから保存しているような、アーカイブしている感覚」と回答。「知らない人に向けて」というのが執筆、またメディアに出るにあたって意識していることで、「さも『私がご存知ハライチ岩井勇気です』っていう自意識満載に書かないようにしています。僕がエッセイの宣伝でラジオとかに出るときに、事前に読んでおかなきゃいけないパーソナリティの人にもするする読んでもらえるように」と対象を狭めないような文章を心がけている。また岩井は「漫才のリズムで書いている」とも付け加えた。

初挑戦となった小説は、「芸人・ハライチ岩井」ではなく35歳の独身男性として日常を綴っているエッセイの延長のような書き方で取り組んだ。「出版社はすぐ『小説書け』って言ってくると思うけど、2冊(エッセイを)書いてからにし?」というピース又吉の助言を受けて今作に収めたのだという。岩井は「地続きになっていてそのままするーっと読んでもらえると思う。小説を読んでからエッセイに戻ったら、エッセイも小説みたいだなと思ってもらえるんじゃないかな。現実の“ハライチ岩井”とは切り離して書いてみました」と説明。「エッセイって賞がないらしいんですよ。ただ長編を書ける自信はない。短いエッセイを25本くらい書いて、『これが小説だ』って言い張って小説界に殴り込みにいきます(笑)」と展望を明かした。

相方・澤部には、前回に続いて新著も渡すつもりはない。「澤部は制作する側の人間じゃないし、高評価をいただいてもうれしくない。逆に澤部に刺さっちゃったんだってがっかりすると思うので」とあっさり語る。前作は島崎和歌子と磯野貴理子が購入して読んでくれたそうで、「第2弾を出すって、連載中はあまりワクワク感なかったんですが、『面白いね』と言ってくれていたお二人に捧げるエッセイにしたいと思います」と宣言。「あの2人にあげる2冊があればいい。でも重版されることはいいと思うので、みなさんも島崎和歌子さんと磯野貴理子さんになったつもりで読んでもらえたらと思います」とファンに呼びかけた。

ハライチ岩井「どうやら僕の日常生活はまちがっている」収録内容

喉に刺さった魚の骨がとれない
1人居酒屋デビューした前乗りの夜
混浴のセオリーに裏切られた屈辱
脚立に気をとられ披露宴をすっぽかす
夏休みの地獄の2日間の思い出
地球最後の日に食べたいもの
狐顔の男に人格を乗っ取られた4年間
10代の頃に思い描いていた想像の一人暮らし
30歳すぎて“ギター弾きたい熱”にかかる
渋谷で初めて『寅さん』を観た
暗闇ボクシングの真相
団地の思い出とマサシのこと
日本人のプチョヘンザについて考えてみたら
誕生日プレゼントにもらったVRの機械
セルフ・ラブ・ヨガ教室での出来事
天使の扱いが雑になっている件
廃墟の隣の大家さんの家に引っ越す
コラボキャンペーンの悲劇
トイレの詰まりと謎のギャンブル
自転車運がとことん無いのだ
苦手なパクチーを克服しようとしたけど
元不良の後輩の事件が起きる人生
珪藻土バスマットをめぐる母との攻防
小説 僕の人生には事件が起きない

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