Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

東日本大震災から10年目。当時臨時避難所となった水戸芸術館にて『3.11とアーティスト:10年目の想像』開催

ぴあ

21/1/22(金) 18:00

小森はるか+瀬尾夏美《二重のまち/交代地のうたを編む》2019 (C)Komori Haruka + Seo Natsumi

2月20日(土)より水戸芸術館にて、2011年3月に起きた東日本大震災が露わにした課題のひとつ「想像力の喚起」に焦点を当てた展覧会『3.11とアーティスト:10年目の想像』が開催される。

同館では2012年に、震災を受けてアーティストが行った様々な活動を、芸術であるか否かを問わず、時間軸に沿って紹介した展覧会『3.11とアー ティスト:進行形の記録』を開催。大規模な災害を経験したばかりでアートの意味や役割が問い直されるさなか、アーティストらがとった行動の大半は、支援と記録を主眼に置いたものだった。

あれから10年。「想像力の喚起」という芸術の本質に改めて着目し、7組のアーティストが「作品」を通してあの厄災に応答する。

現代社会に潜む問題を自身の個人的体験や身体的感覚に引きつけて、パフォーマンス、映像、インスタレーション等様々な媒体で浮かび上がらせる高嶺格は、原子力発電所の事故を受け、人々が巷で交わした会話を再現した映像作品を展示。また、様々な国や地域の文化や歴史を検証し、現在の社会課題に応答する作品を制作する藤井光は、3.11以降の福島の人たちの 「心の問題」(いじめ、差別)を、黒人差別の問題と重ね合わせた作品を制作。キング牧師の暗殺事件を受けて白人の差別意識を嘆いたあるアメリカ人教師が行った1960年代の伝説の授業を3.11後版に書き換え、日本の小学生とともに再演し、新作として発表する。

会場には、東日本大震災から10年目にあたり、展覧会鑑賞者が自ら語り手となり、手記やコメントを残す場所も設置。ものごとを想像する/させるという芸術の重要な役割を改めて提示する。

【プレゼント】
『3.11とアーティスト:10年目の想像』の招待券を5組10名様にプレゼント!

◆応募方法

ぴあアート編集部Twitterをフォロー&本記事ツイートをRTしていただいた方の中から抽選でプレゼントいたします。当選者の方には、ぴあアート編集部アカウントよりDMをお送りします。

ぴあアート編集部Twitter
https://twitter.com/artpia_pia

対象ツイート
https://twitter.com/artpia_pia/status/1352541818131341313?s=20

※当選後、お届け先ご住所のご連絡ができる方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。

※当選発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。

【応募締め切り】
2021年2月5日(金) 23:59まで

【『3.11とアーティスト:10年目の想像』開催概要】
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
会期:2月20日(土)~5月9日(日)
開場時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
休館日:月曜日 ※ただし5月3日(月・祝)は開館
出品作家:加茂昂/小森はるか+瀬尾夏美/佐竹真紀子/高嶺格/ニシコ/藤井光/Don’t Follow the Wind

【関連リンク】
水戸芸術館(https://www.arttowermito.or.jp/)

加茂昂《福島県双葉郡浪江町北井出付近にたたずむ》2019 撮影:加藤健
佐竹真紀子《日和山の再会》2020
高嶺格《ジャパン・シンドローム水戸編》2012
ニシコ《地震を直すプロジェクト第7段階(メッセージ)オブジェクト#2012_3 (取り皿)》2020  撮影:ニコラ・コーカルディ
藤井光 タイトル未定 2020-2021
グランギニョル未来《グランギニョル未来2020》からの画像キャプチャ 2020 Courtesy of Don’t Follow the Wind

アプリで読む