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ブルータル・ジャスティス

20/8/24(月)

ブルータル・ジャスティス COPYRIGHT (C) 2018 DAC FILM, LLC. All RIGHTS RESERVED

S・クレイグ・ザラーといえば、一部の映画ファンが畏敬の念すら抱いている注目の鬼才。これまでに発表した『トマホーク ガンマンVS食人族』と『デンジャラス・プリズン 牢獄の処刑人』はいずれも劇場未公開で、邦題のせいもあってB級扱いされがちだが、どちらも独自の哲学と美学に裏打ちされたハイクオリティなバイオレンス映画だった。そしてメル・ギブソンを主演に迎えた最新作が、ついに日本で初めて劇場のスクリーンで上映される。 ギブソンとヴィンス・ヴォーン扮する停職中の刑事コンビが、銀行強盗の上前をはねようとする物語に、ムショ帰りの黒人や神経過敏な銀行員など複数のキャラのエピソードが並走する群像劇仕立て。トレードマークともいえる過激なバイオレンスが今回も炸裂しているが、ひとつのシーンに時間をたっぷりとって、プロットを進めるよりもそこにいる人間の姿を映し出すことを優先するアプローチが、ザラー作品の強い個性になっている。 気がつけば、話はほとんど進んでいないのに30分、1時間と過ぎていき、それでいてまったく退屈しない。シンプルなプロットだから映画が短くなるとは限らない。159分の長尺に必然性と説得力が備わっている。映像体験の可能性を広げたい人はぜひ!

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