大高宏雄 映画なぜなぜ産業学
SPEの『キングダム』が大ヒット! ますます注目される米メジャー系の日本映画製作。
毎月29日掲載
第10回
19/5/29(水)
『キングダム』 (C)原泰久/集英社 (C)2019「キングダム」製作委員会
米国のメジャー・スタジオの再編が、国内の米メジャー系洋画配給会社にも大きな影響を与えつつある。ディズニーの21世紀フォックス買収がこの3月に完了し、映画部門の20世紀フォックス映画は今後、ディズニーの傘下に入る。これで国内の米メジャー系洋画配給会社は、ディズニー、ワーナー映画、ソニー・ピクチャーズ(SPE)の3社となる見通しだ。いわゆるメジャー系がここまで数を減らすのは、1社で統合されていた戦後の一時期を除き、全く稀な事態だと言える。ユニバーサル映画、パラマウント映画は周知のように、国内資本の東宝東和(及び東和ピクチャーズ)が配給を行っている。
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