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嵐、関ジャニ∞、Sexy Zone……メンバー全員で制作を手掛けた楽曲で光る、グループの個性

リアルサウンド

20/2/11(火) 6:00

 3月18日にリリースされるジャニーズWESTの6thアルバム『W trouble』。その通常盤に収録されている「to you」、「Survival」の2曲は、メンバーの重岡大毅と神山智洋がそれぞれ新しく書き下ろしたという新曲で、神山は楽器のレコーディングにも立ち会ったというほどの自信作だ(参考:bayfm『bayじゃないか』2月8日放送回)。ジャニーズWESTだけに限らず、ジャニーズグループの中にはメンバーたちが制作に関わった楽曲が多数存在する。そこで今回は、メンバー全員が制作に携わった楽曲を持つグループに注目したい。

(関連:嵐、ファンと共に歩んだ20年 ビデオクリップ集『5×20』で振り返る“国民的アイドル”に至るまで

■嵐

 櫻井翔がラップ詞を手掛けたり、大野智が振り付けをしたり、普段から楽曲の精度を高めるためにメンバーが尽力している嵐。例えば15thアルバム『Are You Happy?』では、メンバーがそれぞれ曲を監修するなど、多くの楽曲に携わっている。中でも、特筆したいのは全員で作詞を手掛けた「5×10」(3rdベストアルバム『5×10 All the BEST! 1999-2009』収録)と、そのアンサーソングとも言われている「5×20」(5thベストアルバム『5×20 All the BEST!! 1999-2019』収録)。2020年1月3日放送の『嵐ツボ』(フジテレビ系)で、大野が「やっぱりファンの子なんだよ、どう考えても。ファンの子あってのうちらだから」と語っていたように、〈僕たちからは沢山の愛の言葉しかもう本当に何もないの〉、〈ありがとう… “これからもありがとう”〉など、「5×10」には嵐からファンへの感謝がこれでもかというほど詰め込まれている。何と愛に満ち溢れた歌詞だろうか。そして「5×20」では、〈次は何しようか 気にしないでいいか 嘘じゃない今までが 教えてくれるから だから今 もう一度 僕らから皆に ありがとう。〉など、活動休止発表後もなお嵐を支えてくれたファンへの感謝が伝えられている。今や国民的アイドルとなり、彼らが日々どんな気持ちでいるのかなかなか掴めない部分も多い。しかしこの2曲を通して、メンバーたちの頭の中が少しだけ覗けるのではないだろうか。

■関ジャニ∞

 ジャニーズグループの中でも、高い音楽性を持っている関ジャニ∞。もちろんメンバー全員が作詞や作曲などを手掛けており、多くの楽曲を発信し続けている。10thライブDVD/Blue-ray『KANJANI∞ LIVE TOUR JUKE BOX』の特典映像「男気対決罰ゲーム! 24時間”超密着”共同生活!!」内でも、安田章大、大倉忠義、横山裕らが曲作りに取り組んでいる姿が収められている。しかも、たった1時間で作ったと思えないクオリティの高い楽曲で、今でもファンからは根強い人気を誇っている。そんな高いスキルを持つ彼らが作った楽曲の中でも一際人気なのが、6thアルバム『JUKE BOX』に収録されている「All is well」。メンバー全員で作詞を、安田が作曲を手掛けている。歌詞にはファンに向けた思いが詰まっており、曲後半で何度も〈ありがとう〉、〈愛してる〉という言葉が出てくるのが印象的だ。いつも賑やかで楽しい雰囲気の楽曲が多い関ジャニ∞だからこそ、「All is well」のように真っ直ぐに自分たちの思いを伝える楽曲はグッとくるものがある。「万事うまくいっている(All is well)」、そう思わされるような関ジャニ∞の姿をこれからも見守っていきたい。

■Sexy Zone

 メンバー各々がソロ曲などで作詞や作曲を手掛けているSexy Zone。2月5日に発売された7thアルバム『POP×STEP!?』でも、通常盤の特典CDに収録されているそれぞれのソロ曲で、佐藤勝利、菊池風磨、マリウス葉が作詞を、中島健人が作詞・作曲を手掛けた。そんな彼らが全員で作詞したのが、5thアルバム『XYZ=repainting』収録の「O.N.E ~Our New Era~」だ。この曲がとにかく素晴らしい。出だしからSexy Zoneたちの決意がぎっしり詰まった言葉が並んでいるのだ。〈飛沫をあげていけ 嵐を超えていけ〉は言わずもがな先輩に対するリスペクトとライバル心が、〈二番目じゃ意味ないです 未だ五合目〉はまだ夢半ばだがトップを目指す覚悟が、〈誰かの水槽の中 たかが所詮淡水魚 But we can fly anywhere〉からは今までの環境を脱してさらに飛躍できるんだ、という自分たちへの期待が見て取れる。デビューからエリート街道を通ってきたと思われがちな彼らだが、むき出しの闘争心を見せつける形となった同曲。Sexy Zoneのますますの飛躍に期待したい。(高橋梓)

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