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森山未來、南果歩、阿部純子がデンマーク×日本×ノルウェー合作映画の撮影に意気込む

ナタリー

18/12/10(月) 22:50

「MISS OSAKA」会見にて、左から森山未來、阿部純子、南果歩。

デンマーク、日本、ノルウェーの合作映画「MISS OSAKA」が製作決定。本日12月10日、東京・デンマーク大使公邸にて記者会見が行われ、日本人キャストの森山未來、南果歩、阿部純子らが登壇した。

本作はノルウェー北部の大自然と、大阪の大都会という舞台設定で物語が繰り広げられる。主人公は24歳の女性イネス。恋人と訪れたノルウェーで、自分と瓜二つの容姿をした日米ハーフのマリアに出会ったイネスは、大阪で華やかな生活を送る彼女に徐々に憧れを抱くようになる。

大阪での撮影は1月から2月にかけて行われる予定。イネスが大阪で出会う男として出演する森山は「個人的にスウェーデンやノルウェーに住んでるダンサーと働く機会があったり、北欧との関わりが多かったので、縁みたいなものを感じます」と心境を口にする。また「アイデンティティーという言葉自体、言語的にも感覚的にもあまり定着していない日本で、それを求める女性の話が描かれるのが興味深い」と本作への期待を語った。

オーディションを経て役を射止めた阿部は、イネスが大阪に来て働くことになるナイトクラブのトップホステス・アヤノ役。2017年に日本とデンマークが国交樹立150周年を迎えたことに触れながら「デンマークと言ったら素敵なインテリアや、アンデルセンの童話。私の中で憧れがありました。その中で日本との文化のコラボレーションが生まれ、この作品が新しい形で誕生することが私自身とても楽しみです」と期待を膨らませる。

イネスを導くナイトクラブのママに扮する南は、2017年から2018年にかけてアメリカで語学留学をしていた。「チャンスがあれば英語を話す映画に出てみたいと念じていたところ、このようなお話をいただいて!」と笑顔。「生まれも育ちも関西ですので、大阪テイストを存分に出して、大阪風味のジャパニーズイングリッシュでママさん役をやりたいです」と撮影に向けて気合十分の様子を見せた。

会見には監督のダニエル・デンシック、プロデューサーのマイケル・ハスランドも出席。デンシックは「デンマークのパートにはデンマークで一番好きな俳優2人に出てもらい、日本のパートでは新しく知った大好きな日本人の役者3人に演じていただけることがうれしいです」コメント。「デンマークと日本のお客様に同等に楽しんでもらえる映画を目指します」と意気込んだ。

本作はデンマークで2020年公開を予定。日本での公開は現時点では未定となっている。

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