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三谷幸喜が歌舞伎俳優の芝居に感服、幸四郎&愛之助と「シネマ歌舞伎」アピール

ナタリー

20/9/24(木) 22:16

「《シネマ歌舞伎/三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち》」完成披露舞台挨拶にて、左から三谷幸喜、松本幸四郎、片岡愛之助。

「《シネマ歌舞伎/三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち》」の完成披露舞台挨拶が、本日9月24日に東京・丸の内ピカデリーで行われ、本作の作・演出および「シネマ歌舞伎」の監修を担当した三谷幸喜と、出演した松本幸四郎、片岡愛之助が登壇した。

三谷は“歌舞伎俳優”の魅力について「普通のお芝居ではアドリブを認めていないが、歌舞伎俳優はお芝居がしっかりしていて、型ができているから、どんなに外れてもうまく戻すことができる」と述べ、「なので歌舞伎に関してはアドリブ解禁したんです」と打ち明ける。また「ある日、志村けんさんのギャグのアドリブを出演者みんながするので、おかしいと思ったら、客席で志村さんがご覧になっていたんです」というエピソードも披露した。

幸四郎は「ロシアに漂流する物語の歌舞伎で、一体どうなるか分からない中、自分たちは漂流してはいけない。目指すゴールに向かってまっすぐ進んで行くだけという思いでやり切った」と回想。「三谷さんの作品は、いつの間にかお芝居の世界に引き込まれていて、楽しい。絶対にすごいものになるという安心感があり、(自分たちは)皆さんにお見せするのに徹することができました」と話す。すると愛之助も「当て書きされる三谷さんなので、稽古場でもみんなとコミュニケーションを取って、目立たない役も膨らんでセリフが増えたり、日々進化していく様子が印象的でした」と稽古場での様子を明かした。

そして舞台挨拶のあと映画を観る観客を前に、三谷は「大学の頃からファンだった原作『風雲児たち』の作者、みなもと太郎さんの描き下ろしアニメーションが本作の冒頭に入るんです!」と大興奮。幸四郎に「ネタバレになるから」と制されていた。

歌舞伎と冒険コメディを融合させた「三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち」を「シネマ歌舞伎」として上映する本作。幸四郎や愛之助のほか、市川猿之助、八嶋智人、坂東新悟、大谷廣太郎、中村種之助、市川染五郎らも出演している。10月2日に全国の映画館で公開。

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