プロダンスリーグ『D.LEAGUE』を盛り上げる音楽 PKCZ®、EXILE SHOKICHI×CrazyBoyによるダンス愛の詰まったトラック
21/1/15(金) 11:00
1月10日、日本発のプロダンスリーグ『D.LEAGUE』が開幕した。
ダンスカルチャーの発展と普及、ストリートダンスのプロフェッショナルの輩出を目指して株式会社Dリーグが運営する世界初のプロダンスリーグ『D.LEAGUE』。全12ラウンドにわたって行われるレギュラーシーズンの開幕戦である1月10日の生配信では、9チームによる白熱のダンスバトルが繰り広げられた。
この熱戦の盛り上がりに大いに貢献していたのが、LDH所属アーティストにより書き下ろされた楽曲たちだった。白濱亜嵐(EXILE、GENERATIONS from EXILE TRIBE)が新たに加入したクリエイティブユニット・PKCZ®による『D.LEAGUE』オフィシャルアンセム「ALL OR NOTHING 〜 D.LEAGUE ANTHEM」、そして“KING&KING”ことEXILE SHOKICHI×CrazyBoyによるテーマソング「GET IT ON」。この2曲はともに『D.LEAGUE』のために書き下ろされ、開幕戦でもゲストパフォーマンスとして披露されることで多くのファンを沸かせた。
1月10日に配信リリースされたPKCZ®の「ALL OR NOTHING 〜 D.LEAGUE ANTHEM」は、『D.LEAGUE』で継続的に使用されるオフィシャルアンセムとして、開幕以前から各種プロモーション映像でもたびたび使用されていたインストゥルメンタル。勇壮で壮大な音色が繰り返されるトラックは、まさに妥協を許さない(=ALL OR NOTHING)真剣勝負の緊迫感を演出し、戦いに挑むDリーガー達を鼓舞するように響き渡る。また、それでいて各ダンスチームのオリジナル楽曲も見どころである『D.LEAGUE』に末永く華を添えるサウンドとして、あくまでシンプルかつ飽きの来ないフレーズが繰り返されている点にも彼らのクリエイティブ精神が感じられた。ゆくゆくは“この音といえば『D.LEAGUE』”と感じさせるような、象徴的な楽曲へと育っていくのだろう。
そしてもう一つ、『D.LEAGUE』20-21テーマソングとして提供されたのが、昨年12月25日にリリースされたEXILE SHOKICHIとCrazyBoy(三代目 J SOUL BROTHERS・ELLYのソロ名義)のコラボプロジェクト“KING&KING”による「GET IT ON」である。
共にソロ活動も行っている2人が、2014年に開催されたライブ『“THE SURVIVAL” IN SAITAMA SUPER ARENA 10DAYS.』における「二代目 J Soul Brothers VS 三代目 J SOUL BROTHERS」を経てスタートしたコラボプロジェクトである“KING&KING”。今回書き下ろされた「GET IT ON」は、低音の強調されたトラップビートの上を自由自在に遊び回るように交差するEXILE SHOKICHIのボーカルとCrazyBoyのラップ、メジャーとマイナーを行き来して時に独特な聴き心地を作り出すメロディラインが癖になるような1曲だ。
また、1月6日に公開された同曲のMVでは、『D.LEAGUE』所属チームから選抜された合計64名のダンサーが参加。柔軟性のあるリズムに乗り、チーム毎の個性豊かなパフォーマンスがめまぐるしく展開される豪華な内容で、1年を通して行われる戦いがよりイメージしやすい作品となっている。出場チームの紹介映像にもなっているので、『D.LEAGUE』について知る為にMVを観てみるのも良いだろう。
LDHは、かねてより様々な形でダンスカルチャーの普及・発展に貢献するための活動を行ってきた。この『D.LEAGUE』においても、LDHアーティストが多方面から関わっていくことでダンス市場と相互に成長していき、またそれが新たな表現活動へと繋がっていく可能性は大いに有り得る。今後の展開に期待していきたい。
■日高 愛
1989年生まれの会社員。
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