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「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2021」映画『ロスト・ボディ~消失~』予告編&場面写真公開

ぴあ

『ロスト・ボディ~消失~』 (c)2020. SÁBADO PELÍCULAS, BARRY FILMS, THE PROJECT

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「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2021」が10月29日(金)から、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷を皮切りに開催される。この度、本映画祭より『ロスト・ボディ~消失~』の予告編と場面写真が解禁となった。

1968年に創設された「シッチェス映画祭」は、スペイン・バルセロナ近郊の海辺のリゾート地シッチェスで毎年10月に開催されている映画祭。SFやホラー、サスペンスなどのジャンル映画を特化して扱う「世界3大ファンタスティック映画祭」のひとつだ。

その名前を冠した「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション」は、シッチェス映画祭で上映された作品の中から厳選した作品を日本で上映する、シッチェス映画祭公認の映画祭。これまで2012年、13年、14年、15年まで開催され、2018年に日本のホラーファンから復活を求める声が多数集まり、3年振りに完全復活した。

今年もホラーコメディからシチュエーションスリラー、オカルトホラーまで、観客を恐怖の奈落へと引きずり込む、個性豊かなラインナップになっている。

名作といわれる映画『ロスト・ボディ』は日本においては「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2013」の1作として公開された。死体安置所から女性の遺体が消えるという不可解な現象をきっかけにしたスリラーは、観客を惑わすようなニューロティックなテイストとラストに訪れるトリッキーかつ秀逸な展開で、2018年には韓国でリメイクもされるなど話題を集めた。

それを思わせる、まさかの展開が持ち味の1作が『ロスト・ボディ~消失~』。2011年シッチェス映画祭のオープニングを飾った『EVA〈エヴァ〉』でゴヤ賞の新人監督賞に輝いたキケ・マイーヨが、アメリ・ノートンのベストセラー小説を映画化したスリラーとなっている。

物語の主人公は大きな成功を収めた建築家のジェレミー。彼は講演会から土砂降りの中をタクシーで空港に向かう途中、ずぶ濡れの女性テセルに呼び止められ相乗りすることに。搭乗時刻に遅れてしまったジェレミーは別の便を取りVIPラウンジでつかの間の時を過ごす。皮肉にもその空港はかつて彼自身が設計した作品だった。

そこへテセルも飛行機に乗り遅れたと姿を現し、ジェレミーは彼女の殺しや犯罪にまつわる奇妙な話に耳を傾けることに。そして彼女の打ち明ける話は、建築家の秘密へと迫っていく。

解禁となった予告編は、講演会で拍手喝采を浴びていかにも成功者のジェレミーがテセルの話によって徐々に動揺していく様子や、不気味な笑い声を上げるテセルの姿など、謎が謎を呼ぶ内容だ。テセルが語るのは真実なのか空想なのか、そしてテセルの本当の目的とは。



■イベント情報
「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2021」
10月29日(金)~11月11日(木)
会場:ヒューマントラストシネマ渋谷

11月開催
会場:シネマスコーレ

10月29日(金)~11月18日(木)
会場:シネ・リーブル梅田

11月19日(金)~
会場:アップリンク京都

料金:当日一般:1,600円 / 専門・大学生、シニア:1,200円 / 高校生以下:1,000円

公式サイト:https://www.shochiku.co.jp/sitgesfanta/

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