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フライング・殺陣あり!「ウェンディ&ピーターパン」に向け黒木華が抱負「愛される舞台に」

ナタリー

黒木華

「ウェンディ&ピーターパン」で主演を務める黒木華の取材会が、本日7月30日に東京都内で行われた。

「ウェンディ&ピーターパン」は、東京・Bunkamura シアターコクーンが海外の才能と出会い、新たな視点で挑む演劇シリーズ「DISCOVER WORLD THEATRE」の第11弾。ジェームス・マシュー・バリーの戯曲「ピーターパン」をエラ・ヒクソンがウェンディの視点から翻案した本作が、ジョナサン・マンビィの演出により日本初演される。ウェンディ役の黒木は、ピーターパン役の中島裕翔(Hey! Say! JUMP)と共にタイトルロールを演じる。

黒木がジョナサンの演出作に出演するのは、2016年に上演された「るつぼ」以来。黒木は「ジョナサンはそれぞれの役者の良いところを見つけて引き出してくれる人で、役者の挑戦を喜んで受け入れてくださるんです。『るつぼ』のときに、ジョナサンと『またお仕事できるといいですね』と話していたので、この『ウェンディ&ピーターパン』でご一緒できてすごくうれしいです」と笑顔を見せる。

「ピーターパン」と「ウェンディ&ピーターパン」の違いをどう捉えているか問われると、「私の中ではディズニーの『ピーターパン』の印象が強くて、タイツを履いた少年が空を飛んでいる……みたいなイメージがありました(笑)。今回の『ウェンディ&ピーターパン』では、作中に登場する女性たちがそれぞれ前を向いて進んでいく姿が描かれています」と説明。また、「ウェンディは、壊れていく家族を自分がどうにかしなければならないと思っていて、ネバーランドに着いてからも、彼女の中でいろいろなせめぎ合いがあるんです。それをどう打開していくのかが今回のテーマですね。彼女がどのように成長していくか、その過程をしっかりお見せできればと思っています」とウェンディを演じるうえで大切にしていることを明かした。

初共演となる中島の印象については、「素直で真面目な方なんだろうなというのがお芝居から伝わってきます。今回、フライングや殺陣を披露するシーンがあるのですが、中島さんは身体能力がすごく高いので、すぐにマスターしてしまうんですよ。本当に、ピーターパンを演じるのにぴったりな方だなと思います」と回答。黒木が“ピーターパン=タイツを履いた少年”というイメージを持っていることにちなみ、「中島は今回タイツを履くのか?」という質問が飛び出すと、黒木は「履かない! 履かない!(笑) いつも通りカッコいいままですよ。安心してください」と優しくほほ笑んだ。

初日の8月13日まであと2週間ほどとなり、先日通し稽古が行われたという。黒木は通し稽古を振り返り、「演者としては忙しい舞台だなあと感じました(笑)。そのぶん、ご覧になる方は飽きないと思いますし、皆さんに愛される舞台になるんだろうなという予感がしています。また通し稽古をしたことによって、感情や物語の流れを理解することができて、自分の中で気持ちを整理することができました。これからどんどん詰めていきたいと思っています」と本番に向けて意欲を見せた。

「ウェンディ&ピーターパン」の公演は、8月13日から9月5日まで東京・Bunkamura オーチャードホールにて。

DISCOVER WORLD THEATRE vol.11「ウェンディ&ピーターパン」

2021年8月13日(金)~9月5日(日)
東京都 Bunkamura オーチャードホール

作: エラ・ヒクソン(J.M.バリー原作より翻案)
翻訳:目黒条
演出:ジョナサン・マンビィ
出演:黒木華、中島裕翔(Hey! Say! JUMP) / 平埜生成、前原滉、富田望生、山崎紘菜 / 新名基浩、田中穂先、中西南央、下川恭平、本折最強さとし、井上尚、坂本慶介、保土田寛 / 宮河愛一郎、原田みのる、乾直樹、近藤彩香、浜田純平、渡辺はるか / 玉置孝匡、石田ひかり / 堤真一

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