オランジュリー美術館コレクション ルノワールとパリに恋した12人の画家たち
19/11/10(日)
超特大サイズのモネ《睡蓮》があり、そして、印象派やエコール・ド・パリの作品が充実していることで知られるオランジュリー美術館の名品展です。そもそもオランジュリー美術館の作品群は、20世紀初頭のパリで、画商でありコレクターのポール・ギヨームが集めていたもの。コレクションはポールの死後、妻のドメニカによって若干アレンジされ、その後フランス国家に譲渡されたという経緯があります。
つまり、この展覧会はルノワールやモネなどの13名の画家の作品だけでなく、ギヨーム夫妻の審美眼もうかがい知ることができる重層的な展覧会。夫妻が集めていた絵をどのように飾っていたのかがわかる、ギョーム宅の模型もまた眺めるのが楽しい。個人的には、オランジュリーの作品のなかで1番好きなドランの《アルルカンとピエロ》まで来てくれたことが最大に嬉しいです。
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