蜷川実花監督の映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』の特報映像とティザービジュアルが公開された。

9月13日から公開される同作は、『人間失格』の誕生秘話を、太宰治と彼を愛した3人の女性たちの目線から事実をもとにしたフィクションとして描く作品。恋の噂が絶えず、自殺未遂を繰り返す太宰治役を小栗旬、3人目の子供を身ごもりながら奔放な夫を支える太宰の正妻・津島美知子役を宮沢りえ、弟子で作家志望の太田静子役を沢尻エリカ、最後の愛人・山崎富栄役を二階堂ふみが演じる。

小栗演じる太宰の「人間はね、恋と革命のために生まれてきたんだ」というセリフから始まる特報では、二階堂ふみ演じる愛人・富栄に「大丈夫。君は僕が好きだよ」と囁く太宰の姿や、沢尻エリカ演じる静子から「赤ちゃんがほしい」と笑顔で迫られるシーン、宮沢りえ演じる美知子に「あなたはもっと凄いものが書ける」と言われる場面、『人間失格』の執筆のために机に向かう様子などが映し出されている。ティザービジュアルには赤く染まった口元を手で拭う太宰と、美知子、静子、富栄の姿、「禁断の恋。ヤバい実話。」というコピーが確認できる。

あわせて同作の劇中音楽をフランス・パリを拠点に活動する楽家・三宅純が手掛けることが発表。現在作曲中だという。