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池松壮亮と蒼井優を捉えたビジュアルも 塚本晋也監督最新作『斬、』ヴェネチア国際映画祭出品へ

リアルサウンド

18/7/25(水) 19:30

 11月24日より公開の塚本晋也監督最新作『斬、』が、第75回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に正式出品されることが決定した。

参考:<a href=”http://www.realsound.jp/movie/2018/07/post-220853.html”>瀬々敬久×相澤虎之助が生み出した“化け物映画” 『菊とギロチン』が描く民衆の鼓動</a>

 本作は、戦争の恐怖をあぶり出した『野火』を経て、塚本監督が初の時代劇に挑み、監督、出演、脚本、撮影、編集、製作を務めた完全オリジナル作品。250年にわたり平和が続いてきた国内が、開国するか否かで大きく揺れ動いていた江戸時代末期、江戸近郊の農村を舞台に、時代の波に翻弄される1人の浪人と、彼に関わる人々を通して、生と死の問題に迫る。文武両道で才気あふれる浪人を池松壮亮、浪人の隣人である農家の娘を蒼井優が演じる。

 第75回ヴェネチア国際映画祭は、審査員長に『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロ監督を迎え、8月29日より開催。塚本監督にとっては、前作『野火』に続き、コンペティション部門への出品となった。塚本監督とヴェネチア国際映画祭との縁は深く、過去に『六月の蛇』ではコントロコレンテ部門(のちのオリゾンティ部門)で審査員特別大賞、『KOTOKO』はオリゾンティ部門で最高賞のオリゾンティ賞を受賞している。

 また、池松と蒼井の2人の顔がアップでデザインされた、ティザービジュアルも公開された。

■監督・キャスト コメント
●塚本晋也監督
初めての時代劇とともにヴェネチアの地を踏めるのがうれしいです。
行く、というより、帰ってきた、と思わせてくれる映画祭。
池松さん、蒼井さんらの素晴らしい演技を見ていただけるのが、一番の喜びです。
同時に、今を生きる人たちの心に、鋭い刃を突きつけたいと思っています。

●池松壮亮
ヴェネチア国際映画祭に初参加です。
作品にとても自信があるので、胸を張って向かいたいと思います。
普段日本にいてもなかなか感じる事のできない手触り、映画を通して世界を体感する事がとても楽しみです。

●蒼井優
塚本監督おめでとうございます。この作品でヴェネチア国際映画祭に参加できて幸せです。
素晴らしい映画祭に連れて行ってくださる塚本監督にとにかく感謝しています。
共演者として池松さんの芝居をヴェネチアの人たちに観てもらえることが本当に嬉しいです。
日本の“色気”を感じてもらいたいです。

(リアルサウンド編集部)

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