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イ・ムジチ合奏団 イ・ムジチの「四季」を聴かずしてクラシックは語れず!?

ぴあ

19/9/30(月) 12:00

「イ・ムジチ」の名を聴いた瞬間にヴィヴァルディの「四季」を思い起こす方も多いのではないだろうか。まさにクラシック界の“永遠のベストセラー”とでも呼ぶべき名曲「四季」は、イ・ムジチの演奏とともに浸透していったと言っても過言ではない。イ・ムジチの「四季」をきっかけにしてクラシックに目覚めたファンの数も決して少なくないはずだ。その伝説的なアンサンブル「イ・ムジチ」が来日公演を行う。1952年にイタリア・サンタ・チェチーリア音楽院の卒業生12人によって結成されたというのだからその歴史はすでに67年。メンバーも演奏様式もその時々に合わせながら刻々と変化を遂げつつ、人の一生にも近い年月を刻んできたことに頭が下がる。日本への来日回数は一体どのくらいの回数になるのだろう。そのたびごとに人々を幸福にし続けた美しいアンサンブルは今も健在。そして何より嬉しいのがヴィヴァルディの「四季」を再び我々のもとに届けてくれることだ。今回の来日公演では日本を代表するソプラノ天羽明恵をソリストに迎えた、ヘンデルの名曲「オンブラ・マイ・フ」や、モーツァルトのモテット「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」なども用意され、アンサンブルの華やかさが一層引き立つ予感がする。

天羽明恵

●イ・ムジチ合奏団 プロフィール
1952年、12人の若く才能溢れるサンタ・チェチーリア音楽院の卒業生たちによって結成。編成は、ヴァイオリン6人、ヴィオラ2人、チェロ2人、コントラバス1人、そしてハープシコード。同年3月30日、彼らの公式デビュー・コンサートがサンタ・チェチーリア音楽院で行われ、大成功を収めた。翌4月、ラジオ放送用にリハーサルしているイ・ムジチを聴いたトスカニーニが、ジャーナリストの前で彼らについて熱っぽく語り、自らの写真に『素晴らしい!絶品だ!まだ音楽は死んでいなかった!』という言葉を寄せて彼らに贈った。まさにこのときが、その後の驚異的な数々の成功の始まりであった。彼らの録音したヴィヴァルディの『四季』は世界中で空前のバロック・ブームをもたらし、日本でも記録的なセールスを記録した。結成以来半世紀余、イタリアの高く突き抜ける青空のように明るい彼らのサウンドは、今も世界中の人々の心を幸福感で満たし続けている。
2011年には結成60年記念ツアーを世界中で行い、日本でも23公演を開催、新たなイ・ムジチ旋風を巻き起こした。

●イ・ムジチ合奏団 2019年9月 来日ツアー
特設サイト http://www.kajimotomusic.com/imusici2019/

◆10月2日(水) 19:00 サントリーホール
カジモト・イープラス 0570-06-9960

【プログラムC】 with 天羽明惠(ソプラノ)
モーツァルト: ディヴェルティメント ニ長調 K.136
ヘンデル: オペラ「ジュリオ・チェーザレ」から この胸に息のある限り
ヘンデル: オペラ「セルセ」から オンブラ・マイ・フ
テレマン: ディヴェルティメント TWV 50:23
モーツァルト: モテット「エクスルターテ・ユビラーテ(踊れ、喜べ、幸いなる魂よ)」K.165
ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲集「四季」 op.8
◆10月4日(金) 14:00 ミューザ川崎シンフォニーホール
問:神奈川芸術協会 045-453-5080

【プログラムB】「バロック・セレブレーション」
コレッリ: 合奏協奏曲 ヘ長調op.6-2
サンマルティーニ: 合奏協奏曲 ニ長調 op.2-6
エイヴィソン: 合奏協奏曲第5番 ニ短調(スカルラッティ原曲)
ヴィヴァルディ: 4つのヴァイオリンのための協奏曲 ロ短調 「調和の霊感」
ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲集「四季」 op.8

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