佃尚能監督作『万置き姉弟』の主演を務めた前田麗乃と前田然が、イギリスの映画賞「London Independent Film Award」にて最優秀子役賞を受賞した。

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　2人は、映画『ウォーターボーイズ』などに出演し、『そこのみにて光輝く』などを手がけ、今年1月に38才で夭折した映画プロデューサー前田紘孝の長女と次男。子役としてレッスンなどは受けたことはなく、演技初挑戦にして初主演での受賞となった。

　本作は、NHK大河ドラマ『真田丸』『西郷どん』のオープニング映像などを手がける、佃監督が制作した、9分の短編映画。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭でのワールドプレミアを皮切りに、国内外13カ所で上映され、6月にはニューヨークで「最優秀コメディ映画賞」にも選出された。

　受賞にあたって、前田姉弟、佃監督より、喜びのコメントが寄せられている。

■コメント
●前田麗乃
監督が面白く教えてくれて、すごく楽しい撮影でした。演技は初めてなので、自分が楽しく演じることだけ意識して演じてみました。できあがった作品を自分で見てもすごく面白かったので、たくさんの人に見てもらいたいです。

●前田然
賞を取れて嬉しいです。(撮影は)本番うまくできたと思います。お姉ちゃんが、指をクルクル回すシーンが面白かったです。また面白い映画をやりたいです。

●佃尚能
前田紘孝プロデューサーから「うちの子を使って見ませんか？」と言われた時は、正直「大丈夫かな？」と思いました。しかし、麗乃ちゃんは、初めてとは思えない勘の良さ。普段はきかん坊な然くんも本番になるとスッと表情が変わる様には驚かされました。聞けば、小さい頃からパパに連れられて映画の現場に行っていたとのこと。前田さん、パパの血はちゃんと、子供たちに受け継がれてます。

（リアルサウンド編集部）