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デニス・ホッパーのドキュメンタリー公開決定 デヴィッド・リンチ、ヴィム・ヴェンダースらが証言

リアルサウンド

19/10/24(木) 10:00

 デニス・ホッパーのドキュメンタリー映画『デニス・ホッパー/狂気の旅路』が12月20日に公開されることが決定し、あわせてメインビジュアル、特報映像、場面写真が公開された。

参考:映像はこちら

 これは、『イージー・ライダー』に続くデニス・ホッパーの監督第2作『ラストムービー』が12月20日より新宿シネマカリテにて公開することを受け、同時公開されるもの。2010年に亡くなったホッパーは、ジェームズ・ディーンの後継者とも言われた個性派俳優としてデビューし、初監督作『イージー・ライダー』で『俺たちに明日はない』と並んでアメリカン・ニューシネマを牽引し時代の寵児となった後、2作目『ラストムービー』ですべてを失った。本作は、デニス・ホッパーの大ファンだったニック・エベリング監督が、70 年代初頭から約40年にわたりホッパーの右腕だった男サティヤ・デ・ラ・マニトウを中心に、数々の知人たちの証言、そして自らが渉猟した貴重な未公開映像をもとに構成したドキュメンタリーとなる。

 映画は、1969年『イージー・ライダー』の熱狂から幕を開ける。その熱を引きずりながら、ホッパーは次作『ラストムービー』の製作にのめり込むが、完成した映画は、難解な内容だと製作元に拒絶される。大きな絶望を味わったホッパーは、酒とドラッグと暴力に溺れ、家庭生活も仕事もすべてを破綻させていく。だが、70年代後半からフィリップ・モーラ監督『デニス・ホッパーの マッド・ドッグ・モーガン/賞金首』(1976年)、フランシス・フォード・コッポラ監督『地獄の黙示録』(1979年)などに出演。そして監督作も『アウト・オブ・ブルー』(1980年)、ショーン・ペンが主演した『カラーズ 天使の消えた街』(1988年)などを手がけ、80年代以降、俳優・監督として徐々にキャリア復活の兆しが見え始める。

 本作では、その経緯を、実の弟デヴィッドから、『アメリカの友人』(1977年)で彼を起用したヴィム・ヴェンダース、『ブルーベルベット』(1986年)で俳優デニス・ホッパーの再評価を決定づけたデヴィッド・リンチ、交流の深かった俳優マイケル・マドセン、『ラストムービー』で共演したジュリー・アダムス、画家で映画監督でもあるジュリアン・シュナーベルや建築家のフランク・ゲーリーら多くの友人知人が出演し証言する。また、アンディ・ウォーホルをも魅了した名写真家であり、無類の美術愛好家であった姿も映し出す。映画監督/俳優/写真家/アートコレクターとしてのデニス・ホッパーが旅した道のりと、映画史において彼の果たした役割をたどる。 (リアルサウンド映画部)

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