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デラシネラ「どこまでも世界」開幕、小野寺修二「未知のものへのアンテナを」

ナタリー

20/2/28(金) 16:38

カンパニーデラシネラ「どこまでも世界」より。(撮影:鈴木穣蔵)

カンパニーデラシネラ「どこまでも世界」が、昨日2月27日に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオで開幕した。

本作は、小野寺修二率いるカンパニーデラシネラにとって「見立てる」以来約1年ぶりとなる新作公演。劇中では、セリフを使わずに虚構と現実がシームレスに連なっていく世界が描かれる。出演者には小野寺のほか、大庭裕介、崎山莉奈、藤田桃子が名を連ねた。

初日を迎え、小野寺は「取り巻く環境が何か変化している気がするからこそ、『未知のもの』と向き合う大切さについて考えます。やってきたことが色あせて感じられたり、あるいはもう知っていると思っているものの中に『実はわかっていない』ものを発見したり、自分自身が試されていると感じることが増えました。わかってしまうのではなく、未知のものへのアンテナを張り続けたい」とコメント。上演時間は約1時間15分。公演は3月1日まで。

なお公式サイトでは「現在、新型コロナウイルス感染拡大が危惧される状況ですが、上演にあたって慎重に注意を払いながら、公演を実施致します。お客様におかれましては、新型コロナウイルス感染症予防のため、こまめな手洗い、咳エチケット等、ご協力をお願いいたします。また発熱、咳等症状のあるお客様は、ご来場前に医療機関にご相談くださいますようお願いいたします」とアナウンスされている。公演に来場しない観客への払い戻しも行われ、払い戻し方法については後日発表される。

小野寺修二コメント

今回、美術杉山至さん、照明吉本有輝子さん、音響池田野歩さんという、デラシネラにとってのスーパークリエイター&アドバイザーの結集で、はてしなく余白ある、どこまでも拡がる世界となりました。余白、余地、隙間、空きは今の僕にとって重要なキーワードです。
取り巻く環境が何か変化している気がするからこそ、「未知のもの」と向き合う大切さについて考えます。やってきたことが色あせて感じられたり、あるいはもう知っていると思っているものの中に「実はわかっていない」ものを発見したり、自分自身が試されていると感じることが増えました。わかってしまうのではなく、未知のものへのアンテナを張り続けたい。
3月1日(日)まで。ご来場、心よりお待ちしております。

カンパニーデラシネラ「どこまでも世界」

2020年2月27日(木)~3月1日(日)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ

演出:小野寺修二
出演:大庭裕介、崎山莉奈、藤田桃子、小野寺修二

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