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お名前はアドルフ?

20/6/4(木)

(C) 2018 Constantin Film Produktion GmbH

一晩のおもしろい出来事を描いた映画がもう1本ある。 哲学者で文学教授のステファン(『今宵、212号室で』のマリアも大学教授だった)と妻エリザベスが弟トーマスと恋人、幼なじみの友人で音楽家のレネを招いて自宅でパーティーをするが、出産間近の恋人を持つトーマスが生まれてくる子供の名前を“アドルフ”にすると発表したことから激しい口論が始まり、ドイツの歴史やナチスの罪、遂には家族最大の隠し事までがさらけ出されてしまう展開は、ドイツの“ディ・ツァイト紙”が評したように「シチュエーションのドミノ倒し」。 『お名前はアドルフ?』は「歴史とカルチャーで頭脳を刺激し、家族と現代社会を揺さぶる知的エンタテインメント!』という宣伝文句がぴったりの大人が楽しめるコメディだが、『今宵、212号室で』もそうであるように本当にヨーロッパ人のこういうセンスには頭が下がる。

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