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TXTから、AB6IX、ITZY、Rocket Punchまで 2019年デビューの新人グループを振り返る

リアルサウンド

 2019年も数多くのK-POPグループたちがデビューした。その中から生き残っていくのはどのグループになるのか。今回は2019年の1年間でデビューした新人の中から、今後も注目したいグループを男女各3組ずつ取り上げてみたい。

(関連:BTSが今年も賞を総なめ、TXTやITZYのフレッシュなパフォーマンスも 『2019 MAMA』で一足早くシーンを総括

■TXT、AB6IX、ONEUS……個性豊かなボーイズグループ

 2019年にデビューした男性グループの中で一番注目を浴びたのが、TOMORROW X TOGETHER(TXT)だろう。BTSの所属事務所、Big Hitエンターテインメントからデビューした男性グループだ。“BTSの弟分”という肩書だけでも大きな話題になり、デビュー前からかなり期待をされていたのは間違いないだろう。韓国内での大きなブームまでには至らなかったものの、デビューしてすぐに音楽番組などで1位を取ったりと、他の新人にはない成果を上げていることも確かだ。2020年には日本デビューが決まっており、BTSとは異なる独自の個性でK-POPシーンを今後引っ張っていける存在になれるのか、注目したい。

 AB6IXはブラックミュージックレーベルとして有名なBRANDNEW MUSICからデビューした5人組のボーイズグループだ。デフィ、ウジンはWanna One出身、ヨンミン、ドンヒョンは『PRODUCE 101 シーズン2』に出演し、MXMというユニットでデビューをしている。BRANDNEW MUSICがこのようなアイドル候補生を育てていたのは意外だったが、彼らは新人にもかかわらず、アルバム全曲を自分たちで作詞作曲しプロデュース。そしてパフォーマンスのディレクションも行うという。新しいタイプのアイドルグループとしてBRANDNEW MUSICが育ててきたのだ。“自作ドル”であるABI6IXがどのような独自のスタイルを見せてくれるのかが楽しみだ。

 日本でもデビューを果たしたONEUSも2019年デビュー組だ。1月9日にデビューした彼らのグループ名には「「ファン一人ひとり(ONE)の力が集まって作られた僕たち(US)」と「僕たち(US)が一緒に集まって一つ(ONE)の世界を作っていく」という意味があるという。メンバーのソホ、ファンウン、コンヒは、『PRODUCE 101 シーズン2』に出演しており、デビュー前から知っている人も多く、注目度も高かった。デビューアルバムに収録された「Valkyrie」のMVでは、独特な世界観を見せつけている。日本でも『KCON』に参加、そして8月にはシングル「Twilight」でデビュー。2020年、ますますの活躍に期待したいところだ。

■ITZY、Chelly Bullet、Rocket Punch……フレッシュなガールズグループ
 一方、女性グループではTWICEなどが所属するJYPエンターテインメントから、今年2月に5人組のITZYがデビューした。「TWICEの妹分がデビューするらしい」という噂は数年前からあったが、ようやく実現したという形だ。ITZYはデビュー当時からキュートさが売りだったTWICEとは正反対の、ガールクラッシュ路線で売り出したが、デビューしてすぐの音楽番組で1位を取ったりと、出だしはなかなか順調だ。2019年にデビューした女性グループの中で、最も成功したグループはITZYだったに違いない。ガールクラッシュブームの中、ITZYがどういう位置に立つのか、楽しみにしたい。

 Rocket PunchはINFINITEやLOVELYZが所属するWoollimエンターテインメントからデビューした6人組グループだ。元AKB48の高橋朱里がすでに一定の人気があったにもかかわらず、グループを卒業してWoollimに移籍しデビューのために韓国に渡ったことは大きな話題になっていた。彼女は『PRODUCE 48』に参加したメンバーの一人で、残念ながらIZ*ONEとしてのデビューには至らなかったものの、韓国で得たものは大きかったと、以前のインタビューで語っていた。「また韓国のステージに立ちたいから」と語っていた高橋朱里。そんな彼女が満を持して韓国アイドルとしてデビューしたRocket Punchのグループ名には、“退屈な日常に新鮮なパンチを与える”という意味が込められている。フレッシュさとキュートさ、そして確かな実力を持つ彼女たちの2020年の活躍に期待したい。

 CNBLUE、FTISLANDが所属するFNCエンターテインメントからAOAの妹分としてデビューしたのがCherry Bulletだ。日本人3人(ココロ、レミ、メイ)を含めた10人組として1月にデビューし、日本でも『KCON 2019 JAPAN』に参加したりと、キュートな魅力を発揮して精力的に活動してきた。しかし、つい最近になって日本人メンバーのココロを含む3人のメンバーの脱退が発表された。12月にはFNCのアーティストたちが集まったライブイベント『FNC KINGDOM』に参加し、新しい体制でのCherry Bulletの姿を見せた。今後は7人で活動していくという。2020年は新体制になってもっと様々な活動をしてほしい。

■2020年のK-POPはどうなるのか?
 今や世界中で人気のBTSも、2020年から年長組の兵役が始まることが予想される。彼らがどのような形で兵役を乗り越えていくのかが注目されるが、完全体として復活するにはある一定の空白期間ができるのは免れない。その間に彼らを越えられるような“ポストBTS”を担うグループが出てくるのかが気になるところだ。

 現在デビューして精力的に活動している中堅グループではなく、まだデビューしてから間もない、これから育っていくであろう新人から、BTSのようにじわじわと人気を得て爆発するグループが生まれる可能性がある。現時点では2020年にデビューする大型新人の話などはないが、これからどのようなグループがK-POPシーンに登場するのか楽しみだ。(西門香央里)

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