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乃木坂46 梅澤美波が語る、1st写真集『夢の近く』に込めた想い 「一つの夢が叶ったら、また次の夢に近づける」

リアルサウンド

20/10/5(月) 10:00

 乃木坂46 梅澤美波の1st写真集『夢の近く』(講談社)が、9月29日に発売された。

  本作の撮影地は、美しいターコイズブルーの海と透き通った空が広がるオーストラリアのバイロンベイ&ゴールドコースト。そんな美麗なロケーションを象徴するような空と海が一体化した通常盤の表紙は、湘南で生まれ育ち美波と名付けられた彼女を体現しているかのようだ。

 ロケには梅澤が専属モデルを務める雑誌『with』編集部が帯同。彼女を知り尽くしたチームによって梅澤自身も見たことのない表情が引き出されている。大好きなポテトを食べ、動物と触れ合い、サーフィンに挑戦。初のランジェリーカットでは、鍛え上げられたヒップと抜群の美脚が露わに。ずっとコンプレックスだった身長を武器に変えた瞬間だ。

  話を聞くとロケが行われた年初は、梅澤が出演する映画『映像研には手を出すな!』の撮影と2月に控える乃木坂46の4日間にわたるコンサート『8th YEAR BIRTHDAY LIVE』の準備期間という激動のスケジュールの中で敢行されていた。それでも梅澤は撮影を振り返り、笑顔で「楽しかった」と答える。このインタビューでもそうだが、彼女は何事にも真摯でしっかり者。礼儀正しく、一つひとつの仕事に全力で取り組むその姿勢は、メンバーやスタッフが信頼を寄せる大きな理由である。『夢の近く』はその一歩一歩の努力が刻まれた、彼女の代表作となる写真集だ。(渡辺彰浩)【インタビュー最後にプレゼント企画あり】

「写真集は夢の一つで、いつか出したかった」

ーー梅澤さんは3期生として先輩に憧れてグループに加入したメンバーの一人です。グループの誰かが写真集を出す度に、ほかのメンバーが感想を伝える動画が恒例になっていますが、梅澤さんもそれによく登場していますよね。そんな中で、私もいつかは写真集を出したいという思いもあったのではないでしょうか?

梅澤美波:ありましたね。口に出したことはなかったですけど、写真集は夢の一つで、いつか出したいなとは思っていました。

ーー梅澤さんがセンターの「空扉」や個人PVなど、梅澤さんがメインとなる曲や映像はありますけど、名刺代わりになる作品はこれが初めてですよね。

梅澤:私も先輩方の写真集が好きで、乃木坂46の活動の時とは違った、見たことのない表情が詰まっていたりするから、きっとファンの方も喜んでくれるだろうな、いつか出せたらなとぼんやりながら思っていましたね。

ーーメンバーの写真集で特に違った表情が見られた作品はありますか?

梅澤:(秋元)真夏さんのは、たまらなかったですね。2nd(『しあわせにしたい』)は表紙も含めてぜんぶ好きです。真夏さんってどちらかというと笑顔のイメージが強いので、それこそランジェリーカットのセクシーな表情は違った一面が見ていてドキッとしました。

ーー写真集は憧れの白石麻衣さんに一番最初に見てもらったということで、Twitterにはその動画がアップされています。白石さんにはどんな言葉をもらったんですか?

梅澤:あの動画に全てが詰まっているんですけど、「可愛いよ」ってとにかく褒めてくれたので、私はそれだけで嬉しかったです。私は白石さんに憧れてグループに加入したし、写真集も今まで見てきたから。そこは一番に尊敬する先輩に見て欲しいと思って、ああいった反応が見れたのはすごく嬉しかったです。

ーー梅澤さんのインスタライブを白石さんが見ていた、なんてこともありました。最近はより白石さんとの距離が近くなっているような気がします。

梅澤:ずっと人見知りで自分から先輩になかなかアクションを起こすことができなかったんです。けれど、白石さんの卒業が決まって、もう当たり前のように同じ楽屋にいられなかったり、歌番組に出られなくなるんだと思ったら、後悔しないようにしなきゃと思って。ちょっとずつ自分から話しかけてみたり、連絡してみるようになって。特に最近はより思い出がいっぱいできてきたので、それはすごく嬉しいですね。

ーーインスタライブは齋藤飛鳥さんも見ていたんですよね。昨日は共演する映画『映像研には手を出すな!』の完成報告会見でしたが、飛鳥さんには見せたんですか?

梅澤:まだ見せられていないんですよね。写真集の撮影から帰ってきた次の日に『映像研』の仕事があったので、飛鳥さんにはその時にオフショットをチラッと見せたりはしたんですけど。飛鳥さんは「動画撮ってるじゃん。本になって完成したら、あれ、私にもやってよ!」って言っていて(笑)。なのでそれを楽しみにしています。早く見て欲しくて。

ーー飛鳥さんは先輩ですが、梅澤さんと同い年で、今回の『映像研』でグッと距離が近くなりましたよね。付かず離れずの絶妙な距離感が見ていて好きなのですが、梅澤さんにとって飛鳥さんはどのような方ですか?

梅澤:私って本当にしっかりしていないし、ヘタレで、それを偽って生きてきたんです。それに気づいてくれた初めての人が飛鳥さんだったので。『映像研』の撮影を一緒にやって、私のダメな部分を引き出してくれたことによって、すごく楽になったので、本当に感謝をしています。それからは、バラエティに挑む時も上手く喋らないでいいんだって思えるようになって、お仕事に対する姿勢も変わったので、それはぜんぶ飛鳥さんのおかげだと思っています。

ーー写真集についてはご家族も喜んでいるのではないですか?

梅澤:家族は一番に応援してくれている存在なので、とにかく喜んでくれていました。発売が決まってからも、家族それぞれが予約したよって言ってくれて(笑)。本当にありがとうと思うし、今まで見てきてくれた両親からしたら、私しか載ってない一冊って感慨深いんじゃないかなと思うので、プレゼントとして贈れたらとも思います。喜んでくれて嬉しかったですね。

ーー福島に住んでいるおばあちゃんからも連絡は?

梅澤:来ました! 定期的に「見たよ!」って連絡をくれるんです。毎年夏になると家族みんなで福島に行っていたんですけど、それがグループに入ってからは行けなくなっちゃったので。雑誌とかテレビをチェックしてくれたり、私が出演したセーラームーンのミュージカル(『乃木坂46版 ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」』)にも行きたいって言ってくれたりして。おばあちゃんも写真集は喜んでくれていました。

ーー親戚一同で発売を喜んでくれているんですね。今回は海を意識した写真集です。梅澤さんは湘南出身ですよね。

梅澤:両親が海が好きで、私の名前も「美波」という字になったんです。お父さんがサーフィンをやっているということで、写真集ではサーフィンに挑戦しているので、それはお父さんも喜んでくれました。小学生の時に父に連れられてやった以来だったんですけど、現地でサーフィンをした後に「板の上立てたよ!」って連絡をして、「写真集見るの楽しみにしてるね」って言ってくれたり。そういったコミュニケーションが取れたりもして喜んでくれました。

「これ以上は出せない」ほど仕上げた身体

ーー撮影はオーストラリアのバイロンベイとゴールドコーストです。

梅澤:私があまり海外に行ったことがなくて、グループに入って初めて海外に行ったんです。スタッフさんと話し合いながら決めたんですけど、海が綺麗なところに行きたいという希望はあって、モルディブとかがいいのかなと考えていた時に、オーストラリアのバイロンベイはサーフィンが有名な地でもあるし、海がすごく綺麗ということで「ここだ!」って意見が一致して決まりました。

ーー撮影に向けてはどのようなトレーニングを?

梅澤:去年の夏ぐらいからジムに通い始めて、そこから週1~2で通い、撮影一カ月前になったら毎日1時間ジムに通っていました。自宅でもできるトレーニングをしていましたね。

ーージムでのメニューは?

梅澤:二の腕と腹筋とお尻を重点的に、トレーナーさんと考えながら「ここは筋肉付け過ぎちゃったから、こっちにシフトチェンジしよっか」とか「ここはくびれを際立たせたいんですけど」っていうのを話して、メニューを変えてもらったり。トレーナーさんと二人三脚で身体作りに挑んでいきました。

ーーそれでは満足いく仕上がりに?

梅澤:もう! 満足です! これ以上は出せないと思います。

ーー食生活も意識しましたか?

梅澤:食生活は食事制限というよりも食事改善をして、今まで食べてきた主食を変えたり、たんぱく質を多く摂るようにしました。乃木坂46の現場では誘惑が多いんですよ。メンバーもみんな食べるし、甘いものも差し入れしてくださることも多かったので、その期間は「耐え時だ……」と頑張っていました。周りのメンバーとか仲のいい同期が「頑張ってね」って声をかけてくれたり、「終わったらここに食べに行こう」って決めてくれたりしたので、それを目標に頑張れました。

ーーそれこそ『バゲット』(日本テレビ)でグルメサイトを見るのにハマっているって。

梅澤:そうなんですよ。もうひたすら! グルメサイトを見るようになったのが食を我慢していた時だったので、それが今でも癖付いちゃって。今も継続しています。

ーーあの話は写真集とリンクしていたんですね(笑)。その我慢が現地では爆発した?

梅澤:現地ではめちゃめちゃ食べましたね。私がジャガイモを好きだっていうのをスタッフさんが知ってくれていて、オーストラリアに美味しいポテトがあって、そこから毎日そこのポテトがあるお店に連れて行ってくれました。ほかにも焼肉をしたりとか。

ーーオーストラリアの有名な食べ物といったら何になるんですか?

梅澤:カンガルーのお肉を焼いて食べました。ビーフジャーキーの味に近くて、肉々しくて美味しかったです。でも、撮影でカンガルーに戯れたりしたんですよ。その後に食べたのは心苦しかったです(笑)。

ーーなるほど(笑)。こう見ていくと食べているシーンも多いですよね。

梅澤:そうですね。ミートパイは現地の方に教えていただいて私が作ったりして。綺麗に出来ました。

ーーカバーを外した表紙の写真も素敵です。

梅澤:私が全部撮ったんですよ。「写ルンです」で。

ーー「photo by minami」とありますね。

梅澤:先輩方の写真集は表紙を外したところが見どころだったりもしたので、今回もまた楽しんでもらいたいですね。いいものが詰め込めたんじゃないかなと思います。

ーー先輩方の写真集を見てきたからこその視点ですね。

梅澤:そうですね。だからこそなので。

ーー撮影時期は年初ということですが、『映像研』の撮影とも被っていたんじゃないですか?

梅澤:『映像研』の撮影が終わってすぐだったので、身体作りは『映像研』と並行しながらでした。あとは2月に乃木坂46のライブもあったし。バタバタでしたね。

ーー4日間にわたる全曲披露の『BIRTHDAY LIVE』ですもんね……。

梅澤:それでも私は楽しんでやっていました。写真集の撮影で気合が入っていたし、楽しみではあったので。映画の撮影も楽しかったし、それもまたいい思い出だなって。ちょっとつらかったのも写真集の出来上がりを見たら、それも良き思い出ということで。

ーー写真集の撮影は全体で何日間だったんですか?

梅澤:1週間ですね。

ーーカメラマンの東京祐さんともだんだんと距離が近くなっていった?

梅澤:私が『with』の専属モデルになった時の写真を撮ってくれた方だったんです。でも、それから何回も撮ってきてもらったということでもなかったので、初めの距離感は大丈夫かなとも思っていたりしたんですけど、自然体で撮ってくださる方だったので、そこはリラックスしながら。特にランジェリーカットは最終日だったので、関係性がしっかりできてからリラックスした上で撮れて、いい表情をカメラマンさんに引き出していただいたなと思います。

ーー撮影には『with』チームで行ったんですね。

梅澤:お世話になってる編集長さん、スタイリストさんたちと一緒に連れて行ってもらいました。私の好みを分かってくださっているのもあって圧倒的信頼感なので、用意してくださる衣装も全部どんぴしゃなものばかりで、選ぶのに苦戦したくらい。全部が可愛かったですね。

ーー『with』チームと一緒だったからこそ作れた写真集。

梅澤:本当にそうだと思います。私のスタイルを武器にするという面では、今までにメンバーが着てこなかった衣装を用意してくれたり、私のことを分かってくれているからこそのヘアスタイルを一緒に相談していった部分があったので、いろんな私を引き出してくれた面で本当に感謝していますね。私一人の要望ではこの写真集は完成しなかったです。

「でこ出し」にも挑戦

ーー梅澤さんといえば、ファッショナブルなイメージですが、コーディネートについては自身で意見した部分もあるんですか?

梅澤:カンガルーと触れ合った時に着ている白いオーバーオールは、こういうのを着たいというのに応えてくださった衣装です。私が普段の活動では大人っぽく見られたりすることが多いので、ちょっと少女っぽさが出せたらいいのかなと思い、オーバーオールを用意してくださいました。

ーーヘアスタイルでは、でこ出しも珍しいですよね。

梅澤:今までだったら「おでこを出すなんて絶対やだ! 前髪命!」だったので(笑)。そこは不安だったりもしたんですけど、撮影の時に「梅ちゃんはおでこ出した方がいいよ!」ってすごい褒めてくれて、それが自信にも繋がり、めちゃめちゃオールバックのもあるし、ポストカードになっているウェットスーツを着てツンツルテンのがあるんですけど、それもすごく新鮮で普段の活動では見られないヘアスタイルですね。

ーーポニーテールとかお団子も。

梅澤:三つ編みも。スーパーに行った時のハーフアップお団子みたいな、オールバックにしたヘアスタイルはお気に入りで、私からはとてもアイデアが出ないような、衣装に合わせたヘアスタイルをしてくださったので。ラフですごく好きでした。

ーーメイクについては?

梅澤:ほぼお任せでした。ランジェリーカットは、ほぼすっぴんで撮っていただいているんですよ。本当にナチュラル。ランジェリーを着ている時は自然体に近い方が見ている方も馴染みやすいのかなとも思うし、そこはヘアメイクさんにお任せしてやっていただいたきました。すっぴんはどこか恥ずかしかったんですけど、それも写真集でしか見られないので、特別感があっていいのかなと思います。

ーーこうやって見ていくと現地の人との触れ合いが多いですよね。

梅澤:そうなんです。本当にみなさん温かくて。

ーーインスタグラムのストーリーに投稿されていましたけど、バス停での撮影で、バスを待って座っていた男性が突然どこかへ走って行って、しばらくしたら手にいっぱいの綺麗なお花を抱えて戻ってきて「これを使ったらもっと素敵な写真になるよ」と黄色のお花を差し出してくれたと。

梅澤:感動でした。裏表紙で着ている衣装で撮影した時なんですけど。本当に優しくて、びっくりしました。突然どこかに走り去ったと思ったら、こんなに素敵なお花を持ってきてくれて。こんな現場に出会えることはなかなかないので、より写真が華やかになって嬉しかったです。

ーー梅澤さんは昔から身長がコンプレックスだったと加入当初から明かしていますよね。先ほど「私のスタイルを武器にする」ともおっしゃってましたけど、今回の写真集の撮影で考え方も変わったのではないですか?

梅澤:変わってきました。今まで身長をコンプレックスに感じていましたけど、この身長があったからできたお仕事とかーーそれこそ『映像研』の金森さやかも背が高かったからこそ活きましたし、専属をやらせていただいている『with』も身長があるからよりお洋服が綺麗に見せられたり。写真集も何も気にせずに全てを武器にして撮影に挑めたので、昔の私に「全然活かせる場面はあるよ」って言ってあげたいくらいに、今は好きになれているし、いい方向に克服できていると思います。

ーー改めて、写真集は秋元康さんが付けた『夢の近く』ですが、梅澤さんはこのタイトルをどのように解釈していますか?

梅澤:いろんな希望が込められていて、今、私が夢の近くにいるのか、それとも夢に近づける一歩なのか、いろんな解釈の仕方があるのが、このタイトルの面白さだなと思っています。新たな夢の近くにいれたらいいなという意味を込めて、私はこのタイトルにしたんですけど。一つの夢が叶ったら、また次の夢に近づけるじゃないですか。その積み重ねなので、そういったいろんな希望を込めて、このタイトルにしましたね。

ーー梅澤さんが見ている夢というのは?

梅澤:求められる人になりたいと思います。何々がしたいというよりも、期待されたり、求められるような人になりたいという夢があります。

■書籍情報
梅澤美波1st写真集『夢の近く』
価格:本体1,800円+税
出版社:講談社
公式サイト

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