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千葉雄大、松田翔太との恋に破れる? 『家売るオンナの逆襲』LGBTを主題にしたストーリーも話題

リアルサウンド

19/1/24(木) 12:00

 北川景子主演ドラマ『家売るオンナ』の続編となる『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ系)は第1話では「YouTuber」、第2話では「ネットカフェ難民」……と現代の日本のトピックに焦点を当てている。そして第3話のテーマは「LGBT」だ。

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 テーコー不動産新宿営業所は、現地販売ウィークを開催し、売りにくい3つの物件を分担して売ることに。庭野(工藤阿須加)・八戸(鈴木裕樹)班が担当した天井に照明用のバトンがついた元画家のアトリエを、ゲイであると言う男が訪れ早々に購入。この場面では、13人に1人がLGBTであること、日本の同性婚への法規制の厳しさ、そしていまも国内は偏見に満ちていることがセリフによって説明される。

 さらに庭野には別の来客として、キャリアウーマンの木村真奈美(佐藤仁美)から夫・剛史(池田鉄洋)と中学1年生の娘の3人で住む家を相談される。夫について多くを語らなかった真奈美。三軒家万智(北川)と共に、剛史の後をつけていくと剛史が自宅とは違う小さなアパートで女性として暮らしていることを知る。剛史はトランスジェンダーだったのだ。

 一方、担当客の真島みどり(沢井美優)と車田智代(芳野友美)の内見案内をしていた足立(千葉雄大)は、2人がレズビアンであることが理由で売主から家の購入を断られてしまい、留守堂(松田翔太)に助けを求める。この2組の顧客の考え方はそれぞれ異なる。木村真奈美・剛史夫婦は娘のことを考慮し、剛史がトランスジェンダーであることを秘密にしているがそのことによって軋轢も生じている。みどりも世間に角を立てないために自身がレズビアンであることを隠そうとし、智代は、レズビアンとして偏見の目に晒されることに強い怒りを覚えている。

 結果として万智は、女装した庭野らテーコー不動産メンバーとともに、真奈美・剛史夫婦に、売りにくかった元・力士部屋を案内。庭野らの女装に真っ先に怒ったのは、トランスジェンダーの当事者・剛史ではなく、むしろそのことを隠そうとしていた真奈美だった。「あなたたちに、この人の苦しみなんて理解できるわけない!」と憤る真奈美に、万智は「わかりません!」と言い切り「ただ、あなた(真奈美)とあなた(剛史)はわかり合っています」と語る。

 「人の気持ちなど理解できなくて当然だ」とテーコー不動産メンバーに説いていた万智は正直で、だからこそ説得力がある。LGBTの国内での認知・理解度の低さは、過去にも度々指摘されており、その意味において連続ドラマ枠においてここまで大々的にLGBTを主題にストーリーを作り上げた功績は、評価されるべきだろう。さらに『家売るオンナの逆襲』は、政治的メッセージを込めるにあたっても決してユーモアを忘れていない。

 こうして家族それぞれの、愛のスタイルに合わせた万智は、今回も家を売るのだった。一方の足立も、万智のスタイルを完コピした留守堂の助けによって、みどり・智代ペアに、売れ残っていた“旗竿地”の物件販売に成功。距離が縮まっているかに思えた足立と留守堂だったが、留守堂が足立に良くしていたのは留守堂が“三軒家万智”をより研究するためだった。予期せぬ失恋を経験した足立の今後はどうなるのだろうか? そして留守堂とはいったい何者なのだろうか? また、『家売るオンナの逆襲』次回のテーマは“ゆとり世代”。こちらも万智がどのように斬るのか注目だ。  (文=島田怜於)

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